- Height20.8 m
- Weight30.6 t
- Pilotレオナ・ガーシュタイン
型式番号:XRAM-006VC
アーマードモジュールリオンシリーズ・ガーリオンのカスタマイズ・バリエーションのひとつで、機動性と攻撃力を強化した機体。
元々はタスク・シングウジがヒリュウ改に搭載されていたレオナ・ガーシュタインのガーリオン・カスタムを改造する計画を立てていたが、インスペクターの襲来などで改造作業が遅延していた。そのため、業を煮やしたマリオン・ラドム博士がタスクの計画案を元に、半ば独断で改造を施した。なお、ラドム博士は改造のベース機と同等の性能を持つ代替機も用意している。
最大の変更点は、T-LINKシステムの搭載である。本来、防御用として設計されていたが、ラドム博士が攻撃用に変更して搭載したことで、機体の追従性や攻撃力が大幅に向上している。他にも最新のパーソナルトルーパー(PT)技術やテスラ・ドライブを使用しており、機動性や攻撃力はガーリオン・カスタムを遥かに凌駕している。
レオナの高い操縦技術を信頼したラドム博士は、T-LINKシステムを防御機構に回さず攻撃に特化させた設計を採用。これに対し、レオナは満足げな表情を見せていた。カラーリングは青(トロイエ隊のシンボルカラー)を基調とし、濃い青に加えて彼女が尊敬するいとこエルザム・V・ブランシュタインのパーソナルカラーである黒を使用したシックなデザインとなっている。また、フェアリオン同様、踵にヒールらしきデザインがあり、女性的なラインを強調している。
名前は「ガーリオン」と「ズィーガー(ドイツ語で勝利者)」を掛け合わせたもので、作中では「ズィー・ガーリオン」という発音が採用されている。
ズィーガーリオンは、念動フィールドを攻撃用に利用した初の機体であり、AM(アーマードモジュール)として初めてT-LINKシステムを搭載した機体でもある。これにより、連邦系PT技術とDC系AM技術を融合した技術の象徴ともいえる機体となっている。