- Height20 m
- Weight150 t
- Pilotセレイン・メネス
型式番号:Type33改
Type33は、設計構想とスヴァンヒルドの戦闘データを元に再設計された、64世界最後のヴァルキュリアシリーズの機体です。Type29以降の機体は設計されていたものの、OZのクーデターにより64世界では建造されることがなく、Type33に通常版が存在しないという異例の状況となっていますが、改版のみが存在しています。
この機体のパイロットはセレイン・メネスであり、シグルーンは彼女の専用機とも言える存在です。スヴァンヒルドの学習データをコピーしたため、彼女の操作に最適化されています。シグルーンの大きな強化点として、背部に飛行ブースター兼武装パックであるアームドベースが装備され、圧倒的な火力と飛行能力を得ています。見た目は赤いシグルーン(スヴァンヒルド)がアームドベースを背負っているように見えますが、軽量化、装甲の増加、駆動系の改良による反応速度の向上が施されています。
これまでのヴァルキュリアシリーズが戦車の特性を持っていたのに対し、Type33は3次元機動が可能となり、戦闘スタイルも大きく変化しています。武装面では、砲撃がグレネード砲からリニア兵器に変更され、曲射砲撃から直接爆撃に切り替わり、空戦を意識したミサイル兵器も装備されています。加えて、対艦戦を想定した大火力ミサイルと荷電粒子砲も搭載しており、戦車でありながら攻撃機としての性質も併せ持っています。
機体名の由来である『ラーズグリーズ』は北欧神話の戦乙女から取られており、「計画を壊す者」という意味を持ち、悪の野望を打ち砕くというスパロボのテーマにふさわしい名前となっています。