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オルフェス

オルフェス
  • Height32 m
  • Weight52 t
  • Pilotリチャード・クルーガー ⇒ アニエス・ベルジュ

スーパーロボット大戦に参戦する作品

傭兵部隊「アンノウン・エクストライカーズ」が所有する青い人型機動兵器。同部隊の戦闘隊長であるリチャード・クルーガーが搭乗し、部隊のフラグシップ機とされている。

エネルギーを実体化させた針「エナジー・ピック」と腰部後方にマウントされた中距離武器「ダスク・ライフル」をメイン兵装とした接近戦型の機体で、支援機であるライラスとの連携で真価を発揮する。

最大の特徴は動力である、オデュサイトを使用した発展型粒子加速炉「レプトン・ベクトラー」にあり、これによってオルフェスは理論上無限に近い稼働時間を獲得していた。また、この動力による特筆機能に「空間跳躍」がある。ただし、これはオルフェス単独では使用不能であり、ライラスのベクトラーと同期臨界を行うことで初めて使用可能となる。しかも、この機能は搭乗者の肉体に著しい負担をかけるため、多用が出来ないという弱点がある。そのため、これを使用した必殺技「ヘル・ストリンガー」もまた多用が出来ず、任務においてこれを使用した後のリチャードはほとんど倒れそうになっていた。

重力炉停止作戦の直前、キバ軍とガラン軍の戦いに巻き込まれた際、艦載機の出撃が不可能になった母艦を護るため転移機能で出撃して時間を稼ぐが、それによりリチャードの身体は限界を迎え、パイロットとしてはリタイアを余儀なくされる。作戦後、乗り手を失ったこの機体は部隊に参加していた元連邦軍少尉のアニエス・ベルジュが引き継ぐことになり、以降は彼を主として戦場を潜り抜けて行った。

後に明かされたところによれば、この機体の持つ空間跳躍は、本来パイロットに負荷をかけるほどのものではなかった。それがリチャードやアーニーに途轍もない負担を強いていたのは、ライラスを操縦し、ベクトラーの同期を制御するエルプスユンデ・サヤ・クルーガーの能力不足によるものであり、そのため、跳躍の際にオルフェスの存在がパイロットごと世界から一瞬だけ消滅する、という現象が起きていた。負担の正体はこの存在消滅の修正の反動である。

しかし、アーカムシティの戦いにおいて、決心を固めたサヤが真の意味で「命」の意味、その片割れに至ったことによってベクトラーの完全制御が可能となり、以降は跳躍に関する負荷は消えた。また、その戦いにてライラスとの合体システムが存在していたことが明らかとなる。

「オルフェス」という機体名はリチャードが勝手に名付けたもので、アーニーに譲られてしばらくした後、「あの機体はもうアーニーのものだから好きな名前を付けていい」と改名イベントが発生する。

なお、機体名こそギリシア神話の竪琴弾き「オルフェウス」に由来するが、攻撃手段やパイロットの台詞の元ネタは、ズバリ時代劇「必殺シリーズ」である。

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