レオゲイラ

この機体は、ジェイファーの後継機として製作されていた予備機で、ツレイン専用機としてセニアから与えられたものです。炎系精霊とツレインの相性が良かったことから、正式に彼の専用機となりました。ジェイファーが広域制圧を重視した狙撃型であるのに対し、この機体は機動力を活かした接近戦を得意としており、運用の方向性が全く異なるのが特徴です。

外装は巨人と怪獣を足して割ったような独特の容姿を持ち、主な攻撃手段は両手に握った強固なガーダー（手甲）を用いた殴打です。左右の手甲の先端にはそれぞれ鍬形状の爪（タロン）が内蔵されており、ツレインは「神祇無窮流」の空拳術を使う際、射出口から突き出して使用していました。「タロン」が猛禽類の鈎爪を意味することから、この機体のデザインの元となったのは怪獣ではなく、鷹や隼といった猛禽類かもしれません。