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ゴーストガンダム

ゴーストガンダム

型式番号:XM-XX

ザンスカール帝国軍による核攻撃阻止の際に機体に大きなダメージを受けたファントムを、修復と強化を兼ね蛇の足が改修した機体。命名はカーティスで「いつまでも敵(サーカス)のつけた名前で呼ぶこともあるまい」との理由から。ただしパイロットであるフォント本人は、以前のままファントムと呼称している。

X-0の補給用パーツによる各部の改修、外宇宙探査で発見された希少金属による全身の対ビーム・コーティングが行われている。それに伴い頭部はいわゆる「ガンダムフェイス」へと換装され、モノアイからツインアイに変更、機体色も緑色から銀色へと変化した。このコーティングは対実弾用のリアクティブアーマーとしても機能する。その他の主な変更点としてはバックパックの形状変更、腰部サブスラスターの増設、脚部裏面のダクトの大型化があげられる。バックパックは内部に変化はないものの、外装の変更による軽量化及び冷却剤の循環効率の向上が図られている他、蜃気楼鳥時に機首となった際武装をマウント出来るよう、シザーラックが増設されている(基本的にクジャクの運用を想定している模様)。さらに今まで1発のみだった強制冷却カートリッジを弾帯(ガンベルト)の様に多数搭載することにより、ファントムライトの更なる連続使用も可能となっている。残り二つの変更点もファントムライトの可動効率と蜃気楼鳥時の推力向上を目的としており、本来予定されていたミノフスキー・ドライブ搭載可変型MSとしてのファントムの性能を最大限に発揮できるような改造が行われてる。

武装面では、フォントのアイディアによりフレイム・ソードの鞘をビーム・ライフルとして使用できるように改修されている。このビーム・ライフルはフレイム・ライフルと呼ばれ、Iフィールドを収束させてバレルとして扱うもので、ビームの弾道は収束しきれないIフィールドの影響を受けて不規則に折れ曲がるため、純粋な射撃武装としては欠陥品である。しかし、その予測のつかない軌道のビームは敵の混乱や動揺を誘い、密集している敵集団をこじ開けるなどに適しているとも言える。他にも正式な武装では無いが、劇中においてビーム・ガンと同様のアイディアから全身のファントムライト噴出孔をIフィールドで即席のビーム砲として使用する場面が見られる。また、上記のシザーラックを使い、改修後の初出撃ではクジャクをマウントした状態でそのグリップ部に掴ったX-0を輸送する姿を見せている。

ギゾとの最終決戦のさい、フォントがミダスのMSを強制停止させる頭部から放つ光「ミダス・タッチ・フラッシュ」の仕組みを解析したことにより、それに対処するために左目をファントム時代のモノアイに、右目をX-0の補給用パーツによるカメラアイに換装し、木星系とサナリィ系の2系統の視覚センサーを高速で切り替えることでウイルスを無効化する対処を施している。

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