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メッメドーザ

メッメドーザ

型式番号:EZMA-S01

キゾ中将が極秘に開発したサイキッカーのマリア・エル・トモエ専用巨大MA。

金色の耐ビームコーティングで塗装された全身のその大きさは全長200mにも達する。木星帝国で試験的に製造された、戦艦にMSの技術を応用し駆動アームを装備した「モビルシップ」に近いカテゴリーの機体といえる。ザンスカール軍から離脱したエル・ザンスカール軍の旗艦としての役割と、キゾ中将の駆る専用MSミダスの母艦としての役割を併せ持つ。自身の戦闘時にはMA形態へ変形する。フレキシブル・アームの関節に左右4門ずつの計8門、頭部には大型ビーム砲2門と大火力を誇る。フレキシブル・アームは軸回転が可能なため、関節部のビーム砲は状況に応じて腕の内側にも外側にも向けることができる。また、掌が棘状のクローになっており接近戦時には相手を掴んで攻撃できる他、この棘は他機体を隷属させ操る際のコントロール波を放射・増幅する機能も備える。

だが、当機体の最大の機能は、宇宙細菌「エンジェル・コール」を内包する無数の遠隔操作オールレンジ兵器「ギムレット・ビット」を敵MSに打ち込み、宇宙細菌を流し込み敵機パイロットを融解・細菌化、そのMSをサイコミュ受信装置として隷属させ“死者の軍団”として遠隔操作することにある。支配下に置かれたMSは、機体そのものが宇宙細菌をコックピット内に内包する「細菌爆弾」となる。キゾ中将の操縦するミダスの機能「ミダス・タッチ・フラッシュ」で敵MSが強制機能停止に陥った後でならば、カオスレルの“死者の軍団”を生み出す効率も更に向上する。

エンジェル・ハイロゥのコア選抜には敗れたとは言え、充分に強力なサイキッカーであるマリア・エル・トモエがメインパイロットを務めるのに加え、彼女に隷属する12名のサイキッカーがサブパイロットとして搭乗している。トモエの感応波をサブパイロットらでより増幅させており、理論上では最高120機のMSを隷属・操作可能である。ギムレット・ビットにはサイコミュ受信装置が搭載されているのみで、MSの遠隔操作に必要な機材はカオスレル本体に内蔵され、カオスレルの巨体の総質量の約4割はこのシステムによるものである。また、ギムレット・ビットは推進する直線方向への貫通力は非常に高いが、横からの衝撃には極めて弱く、わずかでも軸線にズレが生じれば容易く分解される。

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