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クロスボーン・ガンダムX-0(クロスボーン・ガンダム ゴースト)

クロスボーン・ガンダムX-0(クロスボーン・ガンダム ゴースト)

型式番号:XM-X0

本来は木星戦役時に「X-3」として、マザー・バンガードに送られるはずだったF97の3番機である。

原因不明の事故により搭載された輸送艦が破損し、20年間行方不明となり土星圏宙域を漂流していたところを、資源探査の名目で宙域を航行していた木星共和国のユピテル財団の探査船に発見され、クロスボーン・ガンダムに強い愛着を持つカーティス・ロスコの搭乗機となる。頭部と胸部のドクロ型レリーフは発見時には付いておらず、その後に追加されたものである(クロスボーン・バンガードの紋章が貼られていた箇所を置き換えている)。ロールアウトから30年が経過した宇宙世紀0153年においては、ジェネレーター出力はゾロアットと同程度、攻撃力も宇宙世紀0133年時程のアドバンテージは無く、総合性能ではむしろゾロアットが上回る、とされる。このため劇中では揶揄される発現もみられる。それでもなお、近接戦特化MSとして生み出されたその機動性は、宇宙世紀0153年でも一線級のレベルを保ってはいる。

また、コロニー間の都市伝説やローズマリー・スズキの著書「神の雷の真実」など断片的にしか情報がなかったためか、初登場シーンでサンドージュに搭乗したザンスカール兵にVガンダムと勘違いされている。

機体性能自体はX1〜X3と同じだが、この機体もX3ほどではないものの実験機としての色合いが強く、他の3機と同様にパーツの形状に違いがある。外見上は頭部アンテナや胸部排熱ダクトの形状が異なっており、排熱ダクトの変更は放熱を積極的に推進力に利用することを目的としていたが、目立った効果は出ていない。

『ゴースト(幽霊)』の名称は、17年前までに全機が失われ、「存在しないはずのクロスボーン・ガンダム」である本機にフォントが付けた「あだ名」である。従って彼以外の者は呼称せず(フォント自身も1度しか『ゴースト』と呼んでいない)、『X-0(エックスオー)』がマンサーナ・フロールでの正式コードとしてつけられている。銀色の塗装は隊長機としての意味合いをもつものであり、ベラ・ロナ専用機を想定したものとされる。

輸送艦から回収された後、盲目のカーティスが操縦するために、センサーで感知した周囲500m内の情報を立体音響に変換するシステムが追加されており、音声は主にイヤホンやヘッドホンで使用している。ただしデータのない機体などは警告音しか鳴らない。 またコックピットレイアウトは、木星では標準のレイアウトになっており、後の木星製のX-11~X-13も同様の仕様になっている。

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