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ゾディ・アック / ゾアン

ゾディ・アック / ゾアン

型式番号:AMA-100

全長200メートルを超える大型試作可変MAで、地球侵攻作戦の際の低軌道制空用兵器として開発された。外観は旧世紀の宇宙用ロケットを思わせる形状となっている。これほどの大きさとなると軌道変更の際のプロペラント消費が膨大なものになるが、大気圏上層部の大気を利用することにより、プロペラント消費を押さえた軌道変更を可能としている。

機体の中心線から上下に分離が可能。分離状態の機体はゾアンと呼ばれ、それぞれがゾアンI、ゾアンIIとされる。機体の各部を展開し、格闘戦形態に変形することができる。機体後方の「大頭部ユニット」は単体での航行・大気圏再突入が可能となっている。胴体中央部には大型のメガ粒子砲が装備されており、合体状態では機首部が大きく上下に分割し、内面に備されたIフィールド・ジェネレーターにより、正確に目標に誘導される。大型メガ粒子砲の威力はコロニーレーザーを除けば最強クラスである。それゆえ本機は全身が巨大なメガ粒子砲であるといえる。この装備は単体でも使用可能であるが、メガ粒子砲を連射する際のエネルギーチャージや冷却系にトラブルが発生し、機体の構造上問題の解決には至らなかった。サイコミュの導入も検討されていたが、メガ粒子砲関連のトラブルが続出したために計画は見送られる。

大気を利用した軌道変更の実験をした後に廃棄処分が決まっていたが、ニューディサイズ残党に対し(欠陥を告知せずに)譲渡された。ネオ・ジオン軍は地球連邦軍への宣戦布告前であり、地球連邦軍同士の内乱を傍観する立場を取っていたため、譲渡の表向きの理由はニューディサイズとの協力関係によるものだが、実情は多分に厄介払いを含んだものであった。しかし譲渡の際はネオ・ジオン軍のエンブレムが入ったままであり、エンブレムを消さずにα任務部隊と交戦する。

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