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Sガンダム

Sガンダム

型式番号:MSA-0011 (MSZ-011)

アナハイム・エレクトロニクスがΖ計画における究極のガンダムを目指して開発した、第4世代MSに分類される機体。開発当初のコードネームは「ι(イオタ)ガンダム」。ΖΖガンダムと同時開発された機体である。

SガンダムにはかつてのRX-78と同様にコア・ブロック・システムが導入され、同システムの搭載によって各パーツが熱核反応炉とコクピットを持ち、分離しての行動が可能なAパーツ(上半身)、Bパーツ(下半身)、Cパーツ(コアブロック)で構成されている。

また、ムーバブル・フレームは可変合体式であることに加え、自由度・フレーム数ともに通常の人型MSの2倍以上という高度な構造を採用し、計画当初より各部のユニット化によってミッションに応じて幅広いオプションが選択可能になっている。その一方、機体のユニット化の進化と引き換えに構造は複雑化し、設計の困難さと高額化を招いている。また、複雑な兵装システムや追加デバイスの管制を行うため、MSの無人化を最終目標とするALICEが搭載されており、戦闘時の高度な状況判断能力や搭乗者への助言、自動戦闘や自律行動さえも可能としている。

Sガンダムは4機が製作され、そのうち1機がα任務部隊に編入されたほか、ラサ近郊のネパール地区(当時、地球連邦軍の本部が置かれていた)に配備されたEx-Sガンダムの存在が知られている。アナハイムではSガンダム4機と一部計画を除いたオプションが数セット分製作された。ペーパー・プランも含めた数多くのバリエーションがあり、プラン・ナンバー100番台はノーマル仕様、200番台はExt、300番台がBst、400番台は100 - 300番台のいずれにも属さないプランとされていた。

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