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ゲルググJ

ゲルググJ

型式番号:MS-14JG

一年戦争終結直前に完成した、ゲルググの狙撃型。火器管制システムはハード・ソフトともに最新鋭のものを搭載しており、精密射撃任務に対応可能。名称の「イェーガー」はドイツ語で「猟人」の意。

本機は単なる武装や仕様の変更にとどまらず、事実上の新設計機であると言っても過言ではないとされる。また、統合整備計画にもとづく標準化が当初から設計に取り入れられており、生産工程の簡略化や機体強度の向上、スラスター推力の改善が図られ、第2期生産型と呼ばれる標準化コックピットが採用されている。ジェネレーターは新型のものをさらにチューンアップしたものが搭載され、リア・スカートの推進器(B型のを再設計したものともいわれる)の増設をはじめ、姿勢制御用スラスター(アポジモーター)の数も当時のほかのMSよりずば抜けており、宇宙空間における機動性と運動性が向上している。ランドセルにはプロペラントタンクを2基装備可能で、これにより通常の200パーセントの長時間行動が可能となる。

以上により、本機は初期型のゲルググと比べてもかなり高い性能をもつ機体として完成する。指揮官クラスのパイロットへの配備が想定されており、ランドセルにはレーザー通信用のユニットとアンテナが装備され、頭部のブレード・アンテナも標準装備である。また、初期型のゲルググと比較しモニター視界も良好となった。終戦直前に完成したゲルググの最終生産タイプであり、生産数は少ない。

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