Follow Us

ジム・スナイパーII

ジム・スナイパーII

型式番号:RGM-79SP

ジム・スナイパーカスタムの設計コンセプトを、ジム・コマンド系列機に反映させた機体。精密射撃用センサーと高倍率カメラ(精密射撃用レーザーと光学複合センサー)を備えた開閉式バイザーを持ち、頭部バイザーを下ろして頭部全体を冷却することで超長距離の狙撃が可能となっている。非戦闘空域での突発戦闘時には専用のスナイパー・ライフルを用いて敵旗艦や敵指揮官機を仕留め、戦闘を短期決着に導く運用が想定されている。

純粋なMSとしての性能はカタログスペック上でRX-78ガンダムを凌駕する水準を誇り、脚部に増設されたスラスターと新型バックパックによって推力が強化されている。公国軍のゲルググに単機で対抗できる数少ない量産機のひとつでもある。その基本設計や機構は、後に開発されるネモやジェガンなどに多大な影響を与えたとされる。

しかし、生産開始が戦争末期だったことと高コストゆえに少数しか生産されておらず、一年戦争に間に合った機体はごく限られている。標準塗装は濃淡ブルーを基調としたカラーリングが採用されている。

『マスターアーカイブ モビルスーツ ジム』では、SC型とSP型がほぼ同時期に実戦投入されたため、SC型のコンセプトを反映させて開発する時間的余裕はなかったとされる。SC型の仕様が固まった時点で、当時開発中だった汎用モデルであるG型系列にその仕様を盛り込む計画が進められたという解釈が述べられている。

関連機体