- Work機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- Height18.4 m
- Weight69.5 t
- Pilotハーディ・シュダイナー
型式番号:MSM-07E
OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場。メカニックデザインは出渕裕で、設定画には「MSM-07/E《ズゴック》」の名称が記されていた。"E" は "Experiment" の略である。
統合整備計画の一環で開発された機体で、ズゴックの性能を引き継ぎつつも、ショルダーアーマー等に多少の設計変更が行われている。ズゴックの地上運用後に見つかった問題点をクリアするため開発された試験機で、製造はキャリフォルニアベースで行われた。まず、ゴッグに比べズゴックの水中整流効果が劣っていたことから、ゴッグと同様に四肢を伸縮可能な機構が導入された。また、主推進器は背中から脚部に変更され、整流効果と航続距離の向上が図られた。それに伴い、背部の推進器は陸上行動時のジャンプ用に変更され、その際の機動性が向上している。ジェネレーターは原型機と同出力ながらも、熱核水流ジェットの機器と一元化し整理された。また、コクピットはハイゴッグと同型のものを採用。さらに、各部関節に使用される駆動ユニットは生産性と追従性の観点から新規品となっており、S型を凌駕する運動性を発揮する。加えて、パーツや兵装は他機種と互換性を持たせており、ズゴックの持っていた操作性やコスト高を解消した機体である。
戦争末期に完成し、少数の機体が量産配備された。