POWER - 5、ATTACK - 6、DEFENCE - 6、SPEED - 6
日本共和国が密かに開発したギガンティック。プラクティカルベースでは「スサノヲ」、統合防衛本部では「一〇式改(ヒトマルシキカイ)」と呼ばれている。他のギガンティックとは一線を画す存在とされているが、詳細は不明。
コクピットは上下に分かれており、胸部にパイロット席、腹部にトランスレータ席が配置されている。
基本的には近接戦闘に特化しているが、各部のウェポンケーシングを換装することで高い汎用性を持つ。ただし、搭載されているのは通常兵器のみであるため、ギガンティック同士の遠距離戦には不向きとされる。なお、ウェポンケーシングは戦闘中にパージすることも可能。
主武装は大型剣「ムラクモソード」。通常時は左右の腕の装甲に分割して格納され、使用時に連結。使用時には手のひらから伸びるナーヴケーブルが剣全体を包み、黄金に輝くその刃は非常に高い威力を持つ。「あらゆるものを切り裂く」とも称される。ユーノワVIIIとの二度目の戦いでは、両腰に装着する強化パーツが追加され、五叉の大剣へと変化。シミュレーター内では、腰パーツがスラスターとして機能し、剣の投擲とケーブルによる回収といった戦法も可能となっている。
WWW開戦直後に行われた玄武神三号との決闘では右腕を失うも、相手の右腕を奪って接合・修復し、そのまま自機の腕として機能させるという戦術を取った。さらに、その腕を元に戻すことも可能で、玄武神三号の武装を使用し勝利を収めた。
ユーノワVIIIとの二度目の決闘では引き分けに終わるも、大きな損傷を受け、長期の修理を要した。しかし、他国からの攻撃を避けるための休戦状態が維持され、修復に集中することができた。修復の過程で、玄武神三号やユーノワVIIIのデータをもとに「共鳴感応システム」が天野によって開発・搭載され、他国のギガンティックの状況や記憶情報を解析可能となった。また、玄武神三号の亀甲盾を左腕に装備できるように改修され、ユーノワVIIIの攻撃「アルゴスの百目」を跳ね返す場面もあった。
その後、再度の休戦を経て行われた三度目の決闘では、イシュタル12の力を得たユーノワVIIIに一時圧倒され、精神攻撃によって自らの剣で首を落としかけたが、搭乗者が精神攻撃を打破し、形勢を逆転。ムラクモソードによって敵機のコクピットを除く全てを破壊し、勝利を収めた。この戦闘はWWW史上最短記録を更新している。
なお、三度目の戦いでは、亀甲盾を使って飛行し交戦地域に到達しているが、本機体は翼を持たないため、飛行中はかなり不安定だったと推測される。