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機体リスト
機神大戦ギガンティック・フォーミュラ

共收録 13 台の機体。
  • スサノヲ十式

    • Height27 m
    • Pilot州倭慎吾(パイロット), 神代真名(トランスレータ)

    POWER - 5、ATTACK - 6、DEFENCE - 6、SPEED - 6

    日本共和国が密かに開発したギガンティック。プラクティカルベースでは「スサノヲ」、統合防衛本部では「一〇式改(ヒトマルシキカイ)」と呼ばれている。他のギガンティックとは一線を画す存在とされているが、詳細は不明。

    コクピットは上下に分かれており、胸部にパイロット席、腹部にトランスレータ席が配置されている。

    基本的には近接戦闘に特化しているが、各部のウェポンケーシングを換装することで高い汎用性を持つ。ただし、搭載されているのは通常兵器のみであるため、ギガンティック同士の遠距離戦には不向きとされる。なお、ウェポンケーシングは戦闘中にパージすることも可能。

    主武装は大型剣「ムラクモソード」。通常時は左右の腕の装甲に分割して格納され、使用時に連結。使用時には手のひらから伸びるナーヴケーブルが剣全体を包み、黄金に輝くその刃は非常に高い威力を持つ。「あらゆるものを切り裂く」とも称される。ユーノワVIIIとの二度目の戦いでは、両腰に装着する強化パーツが追加され、五叉の大剣へと変化。シミュレーター内では、腰パーツがスラスターとして機能し、剣の投擲とケーブルによる回収といった戦法も可能となっている。

    WWW開戦直後に行われた玄武神三号との決闘では右腕を失うも、相手の右腕を奪って接合・修復し、そのまま自機の腕として機能させるという戦術を取った。さらに、その腕を元に戻すことも可能で、玄武神三号の武装を使用し勝利を収めた。

    ユーノワVIIIとの二度目の決闘では引き分けに終わるも、大きな損傷を受け、長期の修理を要した。しかし、他国からの攻撃を避けるための休戦状態が維持され、修復に集中することができた。修復の過程で、玄武神三号やユーノワVIIIのデータをもとに「共鳴感応システム」が天野によって開発・搭載され、他国のギガンティックの状況や記憶情報を解析可能となった。また、玄武神三号の亀甲盾を左腕に装備できるように改修され、ユーノワVIIIの攻撃「アルゴスの百目」を跳ね返す場面もあった。

    その後、再度の休戦を経て行われた三度目の決闘では、イシュタル12の力を得たユーノワVIIIに一時圧倒され、精神攻撃によって自らの剣で首を落としかけたが、搭乗者が精神攻撃を打破し、形勢を逆転。ムラクモソードによって敵機のコクピットを除く全てを破壊し、勝利を収めた。この戦闘はWWW史上最短記録を更新している。

    なお、三度目の戦いでは、亀甲盾を使って飛行し交戦地域に到達しているが、本機体は翼を持たないため、飛行中はかなり不安定だったと推測される。

  • ウルカヌス1

    • Height26 m
    • Pilotレオーネ・トラサルディ(パイロット), ルクレツィア・モレッティ(トランスレータ)

    型式番号:GF-IRR-I

    POWER - 4、ATTACK - 8、DEFENCE - 6、SPEED - 6

    イタリアローマ共和国が運用するギガンティックで、その名の通り2015年に最初に国連(UN)に登録された機体である。

    パイロットは頭部、トランスレータは胸部のコクピットに搭乗する構造になっており、特に頭部のコクピットは戦闘機に似た作りで、居住性はかなり劣る。

    開発当初は近接戦闘向けの設計だったが、「頭像」がヘファイストス(鍛冶の神)を象徴していることもありか、両脚部へのナーヴケーブルの伝達が不安定で、まともな歩行も困難だった。そのため、左右の腰部に大型の飛行ユニットを追加搭載することとなり、これにより空中での機動力と加速性能を確保し、単独飛行やホバリングも可能な高機動機体として完成された。

    しかし、機動性に優れる一方で、武装はあまり充実しておらず、接近戦では力不足な面もある。主武装はハンマー型のミサイルランチャー「ボルカノハンマー」であり、他の装備も含めてほとんどが遠距離兵器で構成されている。この構成は、優れた機動力を活かして距離を保ちつつ敵を翻弄し、遠距離から一方的に攻撃を加える戦法を前提としている。

    かつてはスペイン北岸を拠点とし、ゲルマンドイツ連邦の「ミネルヴァスXI」との遠距離決闘を繰り返していた。だがその最中、フランス国内で行われていた「グリフィン6」と「ディアーヌ7」の決闘に対し、上層部の命令により本人たちには知らせず奇襲を仕掛け、両機を破壊。これについては「誤射」としてUNに申請され、認められている。

    その後、ルール改定により長距離戦が禁止され、オーストリア提供の交戦区域で決闘を再開。だが遠距離戦に特化した本機はこの変更により大きな不利を被り、接近戦を強いられることに。ミネルヴァスに至近距離からミサイル攻撃を行うも、堅牢な人型形態には効果が薄く、逆に砲台形態へ変形したミネルヴァスの一撃で右腰の飛行ユニットを破壊されてしまう。

    これにより、神話のヘファイストスと同様、半身不随となって移動不能に。最終的には連続攻撃を受けた末、正面からの捨て身の突撃を敢行するが、迎撃を受けて機体は原形を留めないほどに粉砕され、完全に破壊された。

  • ジュピター2

    • Height30 m
    • Pilotザイオン・オルドリッジ(パイロット), レイ・オルドリッジ(トランスレータ)

    型式番号:GF-ENA-II

    POWER - 10、ATTACK - 10、DEFENCE - 10、SPEED - 4

    北アメリカ帝国が開発したギガンティック。スマートで洗練されたデザインが特徴で、外見上は武装がほとんど確認できず、巨体は「キャプチュードコート」と呼ばれる巨大なローブに包まれている。

    この機体最大の特徴は、天候を操作する能力と、それに関連する動力供給および武器形成機能である。雷雲を呼び寄せ、周囲に落雷を発生させると同時に、その雷を自身に吸収することで動力源とし、事実上無限に近い出力を維持することができる。また、プラズマから物質を生成するという非常に特異な機能も持ち合わせている。

    「頭像」はギリシャ神話の最高神ゼウスをモチーフにしており、天候を操る力やその付随能力は、この「頭像」に由来するものとされている。ただし、機体そのものやキャプチュードコートはあくまで人類の技術で開発されたものである。

    WWW開戦当初は戦局を静観していたが、ミネルヴァスXIがウルカヌス1に勝利した後に参戦。初戦となるベルギーでのミネルヴァスXIとの戦いでは、強力な砲撃をキャプチュードコートで完全に無力化。雷から形成した「ライトニングソード」の一振りで撃破、二振り目で完全破壊し、まったくの無傷で圧倒的勝利を収めた。

    日本との戦闘ではスサノヲ十式をあと一歩のところまで追い詰めたが、途中で介入してきた一〇式オニクスによって打ち倒され、沈黙する。なお、この戦闘では、本来は指揮下にないはずのグリフィン6やディアーヌ7の武器を使用していたが、過去にウルカヌス1とミネルヴァスXIがそれぞれの機体のOXIIを破壊していたことから、OXII間における力の継承(国家間の協力や技術提供とは異なる形)が行われた結果、ジュピター2へと受け継がれたものと推察される。また、OXIIゼウスは、自身の複製として、一〇式オニクスに搭載されたOXIIをナーヴ・ケーブルから形成している。

    ちなみに、ジュピターの設計に際しては3社によるコンペが実施されており、落選した2社の案はそれぞれスサノヲ十式およびケレス4の機体設計に転用された形跡がある。

  • 玄武神三号

    • Height27.5 m
    • Pilot李雲儀(パイロット), 李走影(トランスレータ)

    型式番号:GF-CCh-III

    POWER - 5、ATTACK - 4、DEFENCE - 3、SPEED - 9

    中央人民共和国が保有するギガンティック。

    コクピットはパイロットとトランスレータが同室であり、パイロット席の背後上方にトランスレータ席が設置されている独特な構造をしている。

    作中では「げんぶじん」と呼ばれていたが、正式な発音は中国語で「グウェンウーシェン」。頭部の造形が最も露出している機体であり、顔面にはアルカイク・スマイルが浮かぶ彫刻が施されている。

    スピード重視の軽量型であり、単体としての攻撃力や防御力はそれほど高くないものの、装備している亀甲盾と蛇槌によってそれを補い、総合的には高性能なバランス型となっている。

    開戦直後、日本への奇襲攻撃を敢行するも、スサノヲ十式に右腕を奪われて撤退。再戦時にはスサノヲ十式を一時的に圧倒するも、奪われた蛇槌を用いた射撃によって亀甲盾を破壊され、最終的にはムラクモソードでOXIIを破壊され、完全敗北を喫した。

  • ケレス4

    • Height25 m
    • Pilotエヴィータ・ランベルト(パイロット), アマリア・ランベルト(トランスレータ)

    型式番号:GF-CVR-IV

    POWER - 4、ATTACK - 6、DEFENCE - 4、SPEED - 4

    ベネズエラカリブ共和国が保有するギガンティック。

    コクピット構造は上下に分かれており、パイロットは胸部、トランスレータは下腹部に搭乗する形となっている。

    この機体は隠密行動と近接格闘戦に特化しており、両肩に装備されたクラブ・シザーズが特徴的な武装となっている。

    国家の経済的疲弊により、戦闘ではなくエネルギー供給源として運用されることも多く、日常的には国民の生活インフラを支える役割も担っていた。十分な護衛部隊も用意できないため、インドへ移送する際には輸送船に偽装して極秘裏に運ばれており、その際には自身の隠蔽能力と、動力源としての役割も果たしていたと見られる。

    ケレス4はこのような状況に対して怒りを見せることもなく、むしろパイロットやトランスレータを守ろうとする場面もあり、他のギガンティックと比べて温厚な性格をしている。

    経済的制約のため、自国では機体を製造できず、WWW参加にあたり北アメリカ帝国から提供された機体を使用している。自らが敗北することを予見しており、その事実を事前にトランスレータへ伝えていた。そして予想通り、イシュタル12との戦いではまったく歯が立たず、機体は無残に切り裂かれ敗北を喫する。

    この提供された機体は、ナーヴケーブルの延伸パターンを無視した設計であったため、戦闘時のバランスに問題があり、操作性にも難があった。また、DVD付属のカードには初期デザインが大きく異なる姿で描かれている。

  • ケイロン5世

    • Height29 m
    • Pilotムハンマド・デュカキス(パイロット), ハサン・パパス(トランスレータ)
  • グリフィン6

    • Height28.6 m
    • Pilotシンシア・ホルバイン(パイロット), ダニエル・ピーターソン(トランスレータ)
  • ディアーヌ7

    • Height33 m
    • Pilotオリヴィエ・ミラボー(パイロット), シルヴィア・ミラボー(トランスレータ)
  • ユーノワVIII

    • Height29 m
    • Pilotセルゲイ・クラコフスキー(パイロット), タチアナ・グリゴリエフ(トランスレータ)
  • ネフティスIX

    • Height26.5 m
    • Pilotマリアム・アル・アトラシュ(パイロット), イーサー・アリー・ハッダード(トランスレータ)
  • ミネルヴァスXI

    • Height28.5 m
    • Pilotライフルアーム(ゲヴェーア・アルム), アーマーズアロー(リュストゥング・ファイル)など
  • イシュタル12

    • Height26 m
    • Pilotリリィ・ルーナ(パイロット), ラヴィーナ・カーン(トランスレータ)