- Height18.2 m
- Weight45.8 t
- Pilotリュウセイ・ダテ, アラド・バランガ, ライディース・F・ブランシュタイン
型式番号:PTX-014
『L5戦役』において、エアロゲイターを相手に大きな戦果を挙げたSRXチームの主力機であるSRXだが、その構成機であるR-1単体でも高いポテンシャルが示されていた。これを受けて、製造元のマオ・インダストリーはR-1の量産化を検討し、コストダウンを図りつつ量産機として再設計を行った。その結果、R-1の過渡期的な量産試作機として本機が開発された。
外見はR-1に似ているが、念動力を必要とするT-LINKシステム(ウラヌス・システム)など一部の機能が省かれ、また量産機に向けてテスラ・ドライブの普及を見越し、飛行機能や変形機構も削除されている。機体性能はR-1よりもデチューンされているものの、ヒュッケバインシリーズに通じる運動性は保持され、全体的に高い水準を維持している。武装もR-1と共通し、G・リボルヴァーに加えて強化型のG・レールガンが新たに装備されている。
3機が製造され、そのうち3号機「タイプT」はSRXチームに送られ、R-1のパイロットであるリュウセイ・ダテによってテストが行われた。この機体は近接戦用に調整され、ブレード・トンファーという実体剣を取り付けた専用武器を2本装備している。1号機と2号機はマオ・インダストリーに保管されていたが、インスペクターの襲撃時に持ち出されたことが確認されている。
連邦軍ではこの機体を「RPT-014 エルシュナイデ」として正式採用する計画があったが、インスペクター事件やノイエDCの影響で開発計画は中止となった。しかし、3号機はビームキャノンとテスラ・ドライブ、さらにジャケット・アーマーを追加し、「PTX-014-03C アルブレード・カスタム」として強化され、引き続き運用されることになった。