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機体リスト
冥王計画ゼオライマー

共收録 9 台の機体。
  • 天のゼオライマー

    • Height50 m
    • Weight480 t
    • Pilot秋津 マサキ, 氷室 美久

    『天』の称号を持つ最強の八卦ロボで、パイロットはマサトまたはマサキ。全高は50m、重量480t。別次元から際限ないエネルギーを引き出す「次元連結システム」(原作の「超次元システム」相当)を搭載し、他の八卦ロボを圧倒する高い出力と能力を持つ。これにより、空間跳躍や全方位バリアの同時展開が可能となっている。

    コクピット位置は原作漫画から変更され、腹部から首根元下に移設。ラストガーディアン格納時は、上半身・下半身・腕部・胸部光球の4パーツに分割されて収納される。空間跳躍時はバックパックスラスターを使用。美久が未搭乗時、つまりシステム未起動状態でも機動は可能だが、胸部光球が消え、出力は最大時の約3分の1に低下する。

    武装としては、手甲部の光球から「エネルギー波」「次元連結砲」を放つほか、必殺技「メイオウ攻撃」は物質を原子レベルで完全に消滅させる圧倒的破壊力を誇る。発動時にはゼオライマー自身が「メイ・オウ!」と叫ぶような音が重なる演出がある。

  • グレートゼオライマー

    • Pilot秋津 マサキ, 氷室 美久

    ゼオライマーの能力に加え、全八卦ロボの必殺技を備えた機体で、称号は『烈』。本来は存在しない幻の機体だったが、『スーパーロボット大戦J』において、隠し要素として登場を果たした。

    ゲーム内の設定では、特定の条件を満たすことで、ルラーンが幽羅帝の搭乗機として、ハウドラゴンの強化版にあたる形で次元連結システムなしに完成させる。ゼオライマーとの決戦後、破壊されたグレートゼオライマーの残骸をマサトが回収し、大破したゼオライマーに移植を提案したことで、次元連結システムを搭載した完全版グレートゼオライマーが誕生する。

    入手難度は非常に高いが、機体性能は大幅に強化されており、次元連結システムや全八卦ロボの主武装が使用可能となっている。必殺技の「メイオウ攻撃」もさらに強力な「烈メイオウ」へと進化している。なお、敵として出現する未完成版グレートゼオライマーは次元連結システムを搭載しておらず、「烈メイオウ」は使用できない。武装構成はハウドラゴンに準じており、「プロトン・サンダー」は「オメガ・プロトン・サンダー」へと強化されている。

  • 風のランスター

    • Height47 m
    • Weight300 t
    • Pilot耐爬

    『風』の称号を持つ八卦ロボで、パイロットは耐爬。全高47m、重量300t。他の八卦ロボの輸送時に護衛を務める目的で開発された機体であり(ゼオライマー、オムザック、ローズセラヴィー以外は自力で飛行できないため、専用輸送機「双鳳凰」での運搬が必要)、運用の柔軟性に優れている。

    攻撃力は他の八卦ロボにやや劣るものの、多彩な技を備えている。肩部のエアスラスターから暴風を塊状に発射する「ボーンフーン」、かまいたち現象による斬撃を行う「ブレイウェイン」、全スラスターから暴風を放ち、竜巻を生み出して敵を巻き込む「デッド・ロン・フーン」などが代表的。

    物語では、ゼオライマーの初戦の相手を務め、一時は優勢に立ったものの、本領を発揮したゼオライマーには敵わなかった。なお、頭部の角は180度回転させることで武器としても使用可能。

  • 火のブライスト

    • Height57 m
    • Weight420 t
    • Pilotシ・アエン

    『火』の称号を持つ八卦ロボで、パイロットはシ・アエン。全高57m、重量420t。クロー状の手から展開される砲身でナパーム火炎を放射する「フレア・ランチャー」と、肩部ユニットから高温のプラズマ光弾を発射する「マグラッシュ」といった強力な武装を備え、単独でも高い火力を誇る。

    しかし本機の最大の特徴は、水属性を持つガロウィンとの連携攻撃にある。両機が接続することで「フレア・ランチャー」の強化版「トゥインフレア」を発動可能。また、敵をガロウィンのメガサーチャービームで捕捉し、両機が対面する形で配置されると、手の先にあるレーザー受信機で照準を合わせ、マグラッシュとメガサーチャービームを同時発射して相反するエネルギーを激突させ、巨大な爆発を引き起こす「トゥインロード」が使用可能となる。この技は、空間すら消滅させる破壊力を持つとされている。

  • 水のガロウエィン

    • Height54.6 m
    • Weight450 t
    • Pilotシ・タウ

    『水』の称号を持つ八卦ロボで、パイロットはシ・タウ。全高54.6m、重量450t。火のブライストとの連携攻撃を主目的に設計された支援型の機体である。

    武装は、肩部アーマーから冷気を放出し敵の動きを封じる「ガロウィン・ブリザード」と、腰部に装備されたガイドレーザーによる高精度ビーム砲「メガサーチャービーム」がある。攻撃力は他の機体に劣るものの、高い機動性を活かして素早くポジションを取ることが可能である。連携時にはブライストの銃架としての役割や、冷却・エネルギー供給の補助も担っている。

    この機体は、ブライストの対照となる姉妹機という性質と、他の機体とのバランス上「水」の称号が与えられている。

  • 月のローズセラヴィー

    • Height52.3 m
    • Weight550 t
    • Pilot
  • 地のディノディロス

    • Height53 m
    • Weight500 t
    • Pilotロクフェル

    『地』の称号を持つ八卦ロボ。パイロットはロクフェル。全高53m、重量500t。八卦ロボの中で唯一の双頭機であり、頭部が2つあるのが特徴。両腕を展開・変形させて地面に突き刺し、大地に波動を送り込むことでマグマ層を活性化させ、大規模な地震を引き起こすことができる。

    武装としては、腕部のビーム砲やミサイルなどを装備しているが、基本的には地震による建造物の破壊を目的とした設計であり、ロボット同士の直接戦闘にはあまり向いていない。

    バーストンと同時期に製造されており、後続の八卦ロボに搭載予定だった武装の試験機体としての役割も果たしていた。ゼオライマーにビーム砲を向けた際、オムザックによって腕を破壊され、最後は突撃を仕掛けるも、他の八卦ロボとは異なりメイオウ攻撃ではなく、次元連結砲によって撃破された。

  • 山のバーストン

    • Height55 m
    • Weight600 t
    • Pilot祗鎗

    『山』の称号を持つ八卦ロボ。パイロットは祇鎗。全高55メートル、重量600トン。ルラーンによると、全身に500発のミサイルを搭載している。背部には多連装ミサイルランチャーがあり、肩部にミサイルを格納。脚部には切り札として複数の核ミサイルが搭載されており、オムザックに対しては自爆攻撃による相打ちをちらつかせて牽制した。脚部装甲には迎撃対策としてミサイル(MIRV用デコイ弾頭相当)も配置されている。

    手部にはビーム砲を装備しているが、これは主に牽制や自衛用であり、本来はディノディロスと同様、建造物破壊を目的とした機体で、対ロボット戦には向いていない。ホバー移動が可能なため、重量の割には地上での機動性も一定水準を保っている。

    オムザックと共にゼオライマーへ挑むが、一矢報いることなくメイオウ攻撃によって消滅させられる。

    この機体は巨大ロボット製作技術の検証機として最初に建造されたため、後の八卦ロボの原型となる存在であり、他の機体に比べ構造は簡素とされる。しかし、デザイン作業を担当した森木靖泰によれば、風のランスターこそがゼオライマーを除く全八卦ロボの原型であるとされている。

  • 雷のオムザック

    • Height70.3 m
    • Weight700 t
    • Pilot塞臥

    『雷』の称号を持つ八卦ロボで、パイロットは塞臥。全高70.3メートル、重量700トン。八卦ロボの中では唯一の非人体型であり、四肢のようなマニピュレーターも装備されていない。反重力システムによって常に浮遊しており、アメリカ第七艦隊上空に突如現れて壊滅させた。その設計は非常に複雑かつ巨大で、第3巻の時点でもまだ復元が完了していなかった。

    主武装は、八卦ロボの中で唯一ゼオライマーに匹敵する威力を持つ、周囲数キロメートルの物質を微粒子化する原子核破砕砲「プロトン・サンダー」。ゼオライマーと対峙した際には発射体勢に入ったが、バーストンと共にメイオウ攻撃によって撃破された。

    設定画では胸部中央に小型のマニピュレーター状の砲身が展開する形となっているが、OVA本編では米軍を襲撃した際に背面のジェネレーターから光球を発射する描写がある。『スーパーロボット大戦』シリーズでは、これらを含めて「プロトン・サンダー」と解釈されている。

    また、通常のビーム砲も装備しており、ディノディロスの腕を破壊した攻撃は画面外から行われたため、発射部位は不明だったが、『スーパーロボット大戦MX』および『J』では額のジュエルから発射している描写が採用されている。