
- Height22.3 m
- Weight58.8 t
- Pilotクォヴレー・ゴードン
スーパーロボット大戦に参戦する作品
ベルグバウがシヴァー・ゴッツォの開発したディス・レヴと、残されたアストラナガンのデータを参考に作られたパーツによって強化改修された結果、誕生した新たなアストラナガン。
イングラムの意思はこの機体を悪魔王の名を冠した銃神と称している。
「負の無限力」を無尽蔵に吸収し続ける動力炉である「ディス・レヴ」を搭載している。さらに、アストラナガン搭載の特殊機関であるティプラー・シリンダーも搭載していると思われる。
ティプラー・シリンダーとディス・レヴを搭載していることにより、因果律にすら干渉する能力を持つアストラナガンやネオ・グランゾンなどと同等の力を秘めていると思われる。その力は暴走すればクォヴレー自身にも制御不能となりかねず、スーパーロボット大戦シリーズに登場する機動兵器の中でも特に危険な機体の部類に入る。その危険っぷりは味方はもちろん、敵の大ボスクラスの相手にすらも恐れられている(ディス・レヴを開発したシヴァーですら戦慄する有様)辺りからも伺える。また、負の感情を力に出来るという点においてはペルフェクティオと同質の存在である。しかし、現在では己の存在を確立し、使命の道を往くクォヴレーの力に抗うことは出来ず、その意思によって完全に制御されている。
悪魔絵師こと金子一馬氏によるデザインからか、機械でありながら有機的な生々しさを感じさせるデザインが特徴的で、戦闘アニメーション等では構造上見ることができないが、頭部にはベルグバウ時にはなかった鋭い牙が立ち並ぶ『口』が存在している。アストラナガンの意匠を「堕天使」とするなら、この機体の意匠は間違いなく「悪魔」「魔王」と言えるだろう。この機体の武器の演出や初登場の場面では、デザイナーの金子氏が携わった『女神転生』シリーズを彷彿とさせる魔術的な演出が目立ち、超技術を結集させたアストラナガンのそれとは一線を画したものとなっている。曰く付きの動力源を搭載していることなどから、単純に機動兵器としてカテゴライズできる存在であるかも定かではなく、他作品においては構造的に全く関係ないはずのSRXと融合するという離れ業まで披露している。