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サーベラス

サーベラス
  • Height20.4 m
  • Weight50.7 t
  • Pilot【メインパイロット】ヒューゴ・メディオ 【オペレーター】アクア・ケントルム

型式番号:YTA-06BW

機動兵器開発計画「ツェントル・プロジェクト」の試作6号機。

「TEエンジン」と呼ばれる特異な動力機関を内蔵し、この機関からあらゆる空間において抽出される「ターミナス・エナジー」を動力源とすることから、本機は「TEアブゾーバー」と呼ばれている。

しかし、このエンジンは出力調整が困難であり、制御には「ダイレクト・フィーリング・コントロール(DFC)」システムを採用。これにより、機体操縦を担当するパイロットのほか、制御用スーツを着用した専用オペレーターを1名必要とし、不足する各関節部の駆動電力は電池で補われている。それでもなお、動作には不安定さがつきまとう。

ツェントル・プロジェクトの最終目的は、ザパト博士が開発したTEエンジンと、自立性金属細胞「ラズムナニウム」を組み込んだ完全メンテナンスフリーの機体「MODEL-X」の開発であった。しかし、両者の統合は試作4号機までの試験段階で困難を極めたため、一旦ラズムナニウムは試作5号機のメディウス・ロクスへ、TEエンジンは試作7号機のガルムレイドと本機サーベラスへそれぞれ搭載され、運用データ収集と性能改良を行った後、改めて統合機体の製作を目指すことになった。

高い機動力を誇り、遠距離砲撃戦で真価を発揮する機体である。同じくTEエンジンを搭載した試作7号機のガルムレイドは重装甲で格闘戦を主眼としており、両機は対照的な設計となっている。武装面の特徴として、背面に装備された大型の連結式砲台『ターミナス・キャノン』が挙げられる。

なお、同系機がもう1機存在するが、運用されておらず、試験運用機に緊急事態が発生した際のスペアパーツとしての役割が強い。

機体名は、ギリシア神話に登場する地獄の番犬「ケルベロス」の英語読みから取られている。

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