
- Height45.9 m
- Weight160 t
- Pilot泰北三太遊
スーパーロボット大戦に参戦する作品
中国・山東地区にある遺跡・蚩尤塚から発掘された超機人。
武王機が上部、雀王機が下部になって合体した姿。元々は「百邪」と呼ばれる悪魔や妖怪と戦うために古代人が作り出した半生体兵器だと言われている。自律型思考回路を持ち、単独でも行動できるが、内部に自らが操縦者と認めた念動力者が乗らなければ、本来の力を発揮できない。
「機人大戦」と呼ばれるバラルと百邪の戦争が起こった大昔に、同じ超機人である龍虎王と戦闘を繰り広げていた。発掘時には前述の戦闘で負った傷が残されており、大英帝国による世界統一を理想とするグリムズ財団の手により、欠損部分は蒸気補機や特殊阿片などの機械で補われていた。
龍虎王戦では変形が試みられたものの、オットーが魂力を吸い尽くされて死亡していたため変形できず、直後に撃破されたため劇中では未登場に終わった。砲戦特化型という設定のみ判明していたが、第2次OGにてついにユニットとして参戦。こちらでは符術によって特機を参考にしたパーツが作成・融合されており、より本来の姿に近い。
完全な陸戦仕様であり、飛行能力は持たない。玄武の印象通り鈍重だが、それを補って余りある耐久力と防御力を誇り、守りに関しては四神随一。携行武装はなく、背部に存在する黒蛇砲が唯一の武器。冷静沈着で大人しく、我慢強い性格を持つ。バラルに従っているが、鋼龍戦隊にも理解を示すなど、中庸な考え方を持っている様子。無骨な外見に違わぬパワーを持つが、鈍重であるため他の超機人のように素早く距離を詰めることができず、接近戦は不得手。
さらに、泰北によって「装符」を何度でも修復できる(要は無制限にド根性が使える)という特性を持ち、雀武王以上に警戒される存在となった。なお、変形時には「ジ・インスペクター」における龍虎王と同じコマンドワードを使用する(ただし字は「順逆転神」)。
雀武王共々バラル側の戦力として使役されていたが、龍虎王・虎龍王とは違い、自らの意志でバラルに従っている。ガンエデンを地球の守護者と認めず、その下を離れた龍虎王・虎龍王に対しても雀武王ほどの敵愾心は持たず、彼らが離れた理由を考えていた。そのため、限仙境での決戦の際、ブリットが放った「お前達が本当に地球の守護者ならば、なぜ龍虎王と虎龍王はこちらにいるんだ」という言葉に感銘を受け、装符の修復を拒否。業を煮やした夏喃によって強制的に雀武王へと変形させられるが、敗北した。