![コンパチブルカイザー](/assets/robot/3775c-compatible-kaiser.webp)
- Height56.8 m
- Weight148.1 t
- Pilotファイター・ロア
スーパーロボット大戦に参戦する作品
戦士ロアが操る人型機動兵器で、別名バトルフォース・ロボ。キサブロー・アズマ博士の手によって修復・改造されている。エミィの駆るGサンダーゲートとともにダークブレインを追い詰めたが、最後の戦いで次元の彼方へ逃走するダークブレインに特攻を仕掛けて大破。そのまま残骸同然の状態でOG世界に漂着する。
この時の出現先は札幌のモガミ重工であり、ズイウン・アカツキもカイザーのことを知っている。
キサブローが回収した段階ではほぼ全損していたため、修理というよりはパーツを流用した新造に近い状態であった。異世界の技術であったため復元は困難を極め、完成までに20年以上の歳月が費やされることとなる。エンジンや一部のパーツを除き、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン(DGG)の技術で補われており、そのためフレームはDGGと同一のものが使用され、同系機に似たシルエットを持つ機体に仕上がっている。このため、DGGの一機と誤認されることもあった。
こうして修復された本機であったが、起動には戦士ロアに選ばれし者の覚醒と搭乗が必要であり、その選ばれし者が長らく現れなかったため、BFベースの地下格納庫で眠りについていた。しかし、修羅やデュミナス配下の部隊の暴虐を目の当たりにし、怒りに燃えたコウタ・アズマが新生ファイター・ロアとして覚醒したことで、長い眠りから目覚めることとなる。コウタからは名前を略され、「コンパチカイザー」「カイザー」と呼ばれる。
本機は動力源として「オーバーゲートエンジン(OGエンジン)」を搭載。このエンジンはダークブレインの発言やスーパーロボット大戦シリーズとの関連性から、次元力や因果律の番人に関わるものである可能性が高いが、詳細は不明。ロアの台詞からは、次元の扉を開く機能を持つことが示唆されている。事実、カイザー単体でも短距離の空間転移が可能であり、Gサンダーゲートとの共鳴によって異世界への扉を開いたこともある。既存の技術で類似するものとしては次元連結システムが挙げられる。
『OG外伝』初期では、このエンジンの稼働率が低かったため、本来の半分以下の力しか発揮できなかったが、Gサンダーゲートと合体することでエンジンが本格稼働を開始し、本来の性能に近い力を引き出せるようになった。しかし、これでもまだ真の力を発揮できていない。
まさかの懐かしの作品からの参戦により、古参ファンを歓喜させることとなったが、デザインが大幅に改修されていたため、受け入れられた一方で違和感を抱くファンも少なくなかった。特に、元々は4機合体のロボットであり、そのうち3機は版権キャラクター(しかもその中にはSDガンダムも含まれる)が操縦していたことから、合体機構のオミットは仕方のないこととはいえ、一部のファンには物足りなさを感じさせた。
なお、「コンパチ」は「コンパチブル(互換性)」を意味する。