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ジガンスクード

ジガンスクード
  • Height70.3 m
  • Weight451.9 t
  • Pilotタスク・シングウジ

型式番号:GS-01

元々はスペースコロニーの反乱鎮圧用として開発された拠点防衛用の砲戦型機動兵器。「地球圏の番人」の異名を持つ。建造当初はジガンスパーダのように手足がなく、四門の砲を装備した移動砲台として設計され、文字通り連邦の盾として運用されていた。しかし、宇宙暦172年に発生した「ホープ事件」でテロリストに奪われた際、連邦が人質を考慮せず奪還を試みて機体ごと破壊した結果、多数の犠牲者が出た。この事件以降、コロニー住民からは「呪われた」「忌まわしい」などの接頭語を付けられ、忌み嫌われる存在となる。

『Record of ATX』では、パイロットとなるタスクが「この機体が何かしたわけではなく、むしろ被害者だ」と語り、「貧乏クジを引き続けた分、俺が上手く使ってやる」と積極的に運用する姿勢を示している。一方、タスクの考えを知らないレオナは「忌まわしい機体を使う恥知らずな男」と一時誤解していた。

その後、本機はヒリュウの艦載兵器となるが、外宇宙でエアロゲイターの攻撃を受け大破。イカロス基地で大幅な改修を受け、四肢が付与されて人型機動兵器として生まれ変わる。その際、ラングレー基地でテスラ・ドライブを搭載される。『Record of ATX』では改修経緯が異なり、マオ社に預けられてムーンクレイドルで改修され、完全な人型へと仕上げられた。ショーンの「足がつきましたな」という発言から、この時点で現行の人型デザインとなったと推測される(この時点ではバリアシステムはあるが両腕のシールドユニットは未装備)。

コロニー住民の憎しみは根強く、コロニー「コルムナ」での戦闘中にはヒリュウ改の上に置かれた本機を執拗に狙われ、艦橋を破壊される事態が発生したこともある。

この機体は人型機動兵器の開発技術が確立する以前のものであるため、制御系統が未完成で扱いにくいが、火力と装甲は現在でも十分通用する高い水準を誇る。特機に分類される本機は地球圏の人型機動兵器の中で最大級のサイズを持ち、特機サイズでもトップクラスに属する。ただし、OG未登場のバンプレイオスは複数PTの合体機であるため、単独の人型機動兵器としては本機が最大級とされる。

タスクは操縦に癖がある本機を短期間で扱いこなし、初陣ではヒリュウ改を守るため、戦場でゲシュペンストMk-2から直接乗り換えて以後専属パイロットとなる。再調整後はPT仕様のコックピット、T-LINKシステム、TC-OSが導入され、シールドユニットが両腕に装備された。操作性も改善されたが、コマンド入力から実行までの遅延があるため独特の操縦感が残る。

形式番号はGS-01だが、後継機や関連機体の開発は行われていない。

OGでは、初登場時にグルンガスト零式の斬艦刀を受け止め、その刃を損傷させる場面が描かれた。以降、数々の斬撃を耐え抜き、「OG版マジンガー」のような印象を持たれることがある。武装の多くが気力制限付きで初期は格闘しか使えないため扱いにくいが、重火力を持つ特機として高いポテンシャルを発揮する。

タスクはこの機体を「ジガン」と愛称し、他のパイロットからもその名で呼ばれている。『OG2』では強化版のジガンスクード・ドゥロが登場し、武装と防御性能がさらに向上している。

機体名「ジガンスクード」の由来は、イタリア語で「巨大な(Gigante)」+「盾(scudo)」を意味する。

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