エクスバイン・アッシュ

型式番号：PTX-EXH

ガリルナガンの攻撃を受け大破したエクスバインを、予備パーツを使い改修した機体。

T-LINKシステムを搭載しているが、イーグレット・イングが念動力を覚醒させた際、ウラヌス・システムにまで干渉が及び、遠隔コントロールを脱してイングの制御下に入り、以降イング以外が搭乗できない機体となった。

全身には追加装甲「パッチ・アーマー」が施されているが、追加装甲は仮留めの状態で、補強のために「CAUTION」と書かれた「ADテープ」が全身に巻かれ、足りない部分はビーム攻撃を軽減するマント「コーティング・クローク」で補われている。そのため、元のエクスバインとは大きく印象が変わり、「仮面をつけた傷だらけの騎士」のような風貌となっている。テスラ・ドライブが破損しているため飛行は不可能であり、マリオンも「あんな状態で使っているなんて」と驚いていた。しかし、イングの卓越した戦闘技術と強い念動力によるT-LINKシステムの補助で、問題なく戦闘が可能であった。

機体のカラーリングに赤が混じっているのは、再塗装されていない予備パーツが使用されたためである。仮面部分の×字型の傷は、イングがガリルナガンに呼びかけに応じて向かう際に負ったものである。

後にエグレッタ・ウーノとの戦闘中、ガリルナガンの攻撃で追加パーツが破損し、撃墜の危機に陥る。しかし、トランス状態のイングがレイディバードに搭載されていた本来のパーツを念で呼び寄せ、その場で装着・固定・最適化を実行。これにより機体は新生し、「エグゼクスバイン」と名付けられて再び戦いに臨む。

『ジ・インスペクター』に登場したエクスバインとは異なり、AMガンナーやAMボクサーとの合体は不可能であり、改修により一部仕様が変更されているため当然といえる。

機体名は英語の「灰」とヒュッケバインの頭文字「H」のフランス語読みをかけたダブルミーニングで、これは「不死鳥が灰から蘇る」という伝承に基づいており、ヒュッケバインの系譜が死に絶えていないという決意を示している。