- Height21.6 m
- Weight55.5 t
- Pilotリョウト・ヒカワ(⇒イーグレット・イング)(1号機), リオ・メイロン(タイプL)(2号機), リョウト・ヒカワ(タイプR)(3号機)
型式番号:PTX-EX(変更後) RTX-009EX(変更前)
ヒュッケバイン009がL5戦役後に、次世代機開発用のデータ取得およびヒュッケバインMk-III用AMパーツ(アーマードモジュールパーツ)のフィッティング調整機として改造されたパーソナルトルーパー。αシリーズに登場した「ヒュッケバインEX」のOGシリーズにおける姿であり、「EX(エクストラ)ヒュッケバイン」の略称を持つ。AMパーツ装着時は「エクスバインボクサー」および「エクスバインガンナー」となる。
この機体はヒュッケバインMk-IIとMk-IIIの中間機として位置づけられており、Mk-IIおよびMk-IIIの武装全てを装備可能で、AMパーツの装着もできるが、動力炉にトロニウムエンジンを採用していないため、一部の武装(「Gソード・ダイバー」や「フルインパクト・キャノン」など)は使用不可。『スーパーロボット大戦OG外伝』で存在が示唆され、アニメ『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』でヒュッケバインMk-IIIの代替機として初登場した。
開発計画の名称は「EX-H PROJECT」または「EXTRA-H PROJECT」で、マオ・インダストリー社のパーソナルトルーパー開発計画の一環。ヒュッケバインシリーズの開発が一時中止されたが、マオ社はエクスバインとして一部仕様を変更し、秘密裏に開発を継続。最終的には型式番号を「PTX-EX」に変更し、外観も青を基調にしたカラーリングで実戦投入された。
頭部デザインはヒュッケバインMk-IIIを基にし、小型SRXを模したツインアイとゴーグルパーツが特徴。脚部はAMボクサー装着に対応したMk-IIIと同様のデザインで、背部にはテスラ・ドライブを搭載し、X字に折りたためる翼を持つ。T-LINKシステムも搭載しており、ウラヌス・システムの搭載が示唆される場面もある。
デザインはカトキハジメ氏が担当。αシリーズでのヒュッケバインEXは色替え機だったが、OGシリーズでは新規デザインが施された。修羅の乱では組み上げ提案が断念されたが、戦乱終結後に再度組み上げられ、ヒュッケバインMk-I、Mk-II、Mk-IIIの残存パーツと共に改修を受け、エクスバインは「アッシュ」として再登場。イーグレット・イングを操縦者に迎え、封印戦争に参戦した。
『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』のロボット大図鑑では、エクスバインの1号機が大破し改修された後、新規に2機が製作され、2号機(タイプL)はリオ、3号機(タイプR)はリョウトが搭乗している。
封印戦争後に設計された「APT-LINKシステム」により、念動力者でなくても念動装備の使用が可能になり、小型プラズマ・ジェネレーターをタンデム搭載することでAMパーツの性能を十分に引き出せるようになった。トロニウムエンジン搭載のMk-IIIには及ばないものの、それに近い攻撃力を持つ。