Follow Us

ヒュッケバイン

ヒュッケバイン
  • Height19.8 m
  • Weight60.4 t
  • Pilotリン・マオ, ヴェルターブ・テックスト, シズキ・シズカワ

マオ・インダストリーが、ゲシュペンストシリーズなどで得られたデータを元に、数々のEOTを惜しみなく使って開発した。PTX-005ビルトシュバインの運用データを基に、ゲシュペンストMk-IIの量産化データを組み込み、コストダウンと汎用性を追求して3機が同時に開発されていた。

並行して開発された3機のうち2機はSRX計画のテストのため、当時発見されていたEOTのエネルギー炉「ブラックホールエンジン」のテスト機として先行ロールアウトし、RTX-008L/Rとなった。テストパイロットは、Lが当時PTXチームに所属していたリン・マオ、Rが「天才」ライディース・F・ブランシュタインであった。

しかし、008Rのテストドライブ中にブラックホールエンジンが暴走し、機体が大破。基地が丸ごとひとつ消滅する大惨事を引き起こし、ライは生き残ったものの片腕を失った。残された008Lはリンの手によって封印された。それ以来、ヒュッケバインの名を冠する機体は「バニシング・トルーパー」という不名誉なあだ名で呼ばれるようになった。

その後、008LはαシリーズではヒュッケバインEXに改修され、OGシリーズではそのままの姿でエンジンの欠陥を克服したうえで戦線に投入されている。

OGシリーズでは、マオ・インダストリーが年月を経てブラックホールエンジンなどを大改修し、その機体がヴィレッタ・バディムに貸与され、戦線に投入された記録も残されている。インスペクター事件では、再びリン本人が搭乗した。

ブラックホールエンジンと直結し、腹部に連結して小型のブラックホール弾を発射する大口径の「ブラックホールキャノン」がヒュッケバインの最大の兵装であり、その破壊力は脅威的である。

なお、OGシリーズではMk-II以降と同様に、機体のカラーリングが紺色に変更されている。

関連動画

関連機体