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ラフレシア

ラフレシア

型式番号:XMA-01

CVの最高司令官にしてコスモ貴族主義の名の下、「無差別の粛正」を旨とする「鉄仮面」ことカロッゾ・ロナ大将のために開発された試作型MA。

「テンタクラー・ロッドシア・プロジェクト」の遂行を目的として設計され、その外観は5枚の花弁を持つ巨大な花を想起させる、人型を外れたMAの中でも特に異彩を放つ機動兵器である。本機にはバイオ・コンピューターの導入など先鋭的な技術が多数投入されており、宇宙世紀0120年代の技術を結集した機体といえる。ただし、カロッゾは総帥マイッツァー・ロナにも秘密裏に本機を開発している。

制御はカロッゾの鉄仮面と直結した光ファイバー経由の脳波コントロールによって行われる。これは、カロッゾがクロスボーン・バンガードに参画する以前から研究していた思考機器操作技術の発展形であり、「ネオ・サイコミュ」とも呼ばれる。

コクピットは“茎”にあたる中央ユニット先端に位置し、MSやMAでは珍しいキャノピー式の半露出構造となっている。リニアシートや操縦桿さえ有しておらず、これはカロッゾがノーマルスーツなしで宇宙空間に出られる身体機能を持っていたことを前提とした設計とされる。有視界戦闘のための構造とも考えられる。

ネオ・サイコミュ・システムにより、機動からテンタクラー・ロッド125基を含む豊富な武装による攻撃行動に至るまで、すべてパイロットの思考のみで機体制御が可能となっている。しかし、常人には操縦が不可能であり、機械的な強化を施されたカロッゾの専用機として設計されている。

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