
- Work機動戦士ガンダムF91
- Height10.3 m
- Weight11.8 t
- Pilotロイ・ユング, シーブック・アノー
- 圖片來源
型式番号:RXR-44
フロンティアIVの戦争博物館館長であったロイ・ユングが私的に所有していた可変MS。
頭長高約10mと、小型化が主流であった当時においても特に小型なサイズが特徴となっている。「R-44」は、ロイが44歳の時に本機を入手したことにちなむとされる。
人型の2本脚の背面側にキャタピラを備えており、2足歩行するMS形態と、両脚を前に伸ばして座った姿勢でキャタピラを用いて走行する戦車形態(タンクフォーム)を使い分ける簡素な変形機能を有している。タンクフォーム時は車高が抑えられることで被弾率が低下し、射撃安定性は向上するが、機動性は著しく落ちるとされる。可変機構を採用した理由としては、一年戦争時の支援兵器Gブルのコンセプトと可変MSの発想をまとめたためとされる。
頭部は、MS形態で使用されるゴーグルカメラ部と、タンク形態で使用される額のセンサーの2種類で構成されている。また、試作機ゆえにセンサー類はジェガンタイプの内装部品を、スラスターはギラ・ドーガの部品を流用している。
機体の位置づけとしては、宇宙世紀100年以降の次期主力MS開発プランの一つとされている。MSの小型化を模索していた時期に、ミドルMSを改造して核融合炉を搭載することで小型化を達成しようと、宇宙世紀0107年頃に開発された。
しかし、小型MSが動作するという以上の大きな成果は得られず、正式採用には至らなかった。この結果を受け、サナリィの小型MS開発方針は、従来型MSを縮小する方向で確定したといわれる。実験後に放棄されていた本機をロイ将軍が引き取り、個人的に復元し、有事に備えて改修を施していたとされる。一方で、レストアの際には寄せ集めの部品を組み合わせて作られたともいわれる。
本機の開発はフォーミュラ計画の一環でもあり、核融合炉を搭載したAFV型MSであるF50シリーズの1つともいわれる。また、ガンタンクの有用性を主張する高官が開発した核融合炉搭載型AFV型MS「F50D」のうち、ロイ・ユングが私的に改装した機体がガンタンクR-44であると推定する資料も存在する。