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アイアンフットF4X “ヘイスティ”

アイアンフットF4X “ヘイスティ”

ラウンドフェイサーに代わる次期主力機を目指して開発された、Xネブラ対応型の高性能CBアーマー。ダグラムのデータをベースに開発されたとも言われ、カラーリングもダグラムに似たダークブルー中心の彩色となっているが、劇中では特に触れられてはいないこともあり真偽は不明。頭部が無く右胸部にトーチカ型のコクピットがあり、重心の低い左右非対称のデザインである。その型番も、二足歩行型ながらアビテート社のガンナータイプと同じく戦車型を意味する「F」ナンバー。

大型の新型アームリニアガンに合わせる形で機体が設計され、上半身が大きく安定性が悪いため、脚を太短くして重心を下げたといわれる。

コクピットが右胸部にあるのに対し大型ミサイルポッドは左肩上部に搭載されているため、これが被弾誘爆しても、劇中でラウンドフェイサーが陥ったようなコクピット大破の危険性は減少している。反面、乗員からの直接視界が狭いため、センサーで補っている。また、関節駆動系を全てマッスルシリンダーにしたのも特徴の一つである。上半身のボリュームが大きい外見のため大型の機体に見えるが、他の二足歩行型CBアーマーに比べ全高は4分の3程度の小型の機体で、機体幅はブロックヘッドより狭い。特異な形状のためマベリックでの空輸は不可能で、多脚型CBアーマー同様にボーンフィッシュが用いられる。また、「ヘイスティ(せっかち)」の名の通り、重厚な見かけによらず素早い横移動ができる。

本機は呼称設定が不安定な存在である。書籍、雑誌といった関連メディアやプラモデル商品のパッケージ等に掲載された設定では「アイアンフット」がメーカー名、「ヘイスティ」が機種の愛称となっている。しかし、劇中の脚本では「今後はこのアイアンフットタイプが主流になっていきます」といったセリフに代表されるように、終始一貫「アイアンフット」が機種名として登場人物たちに呼ばれ続け、「ヘイスティ」という名は結局最後まで作中には登場しない。さらに厳密には、「アイアンフット」(Iron foot:鉄の足)という名も第61話で連邦軍兵士から呼ばれるまでは脚本上では語尾が異なり、「アイアンフッド」(Iron hood:鉄なるもの、鉄のごときもの)という音で発音されていた。

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