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ソルティックH8ラウンドフェイサー

ソルティックH8ラウンドフェイサー

メドール州のソルティック社が開発し、連邦軍に量産・制式採用された最初の二足歩行型CBアーマーの完成型。ラウンドフェイサー(丸顔)の名の由来は、ヘリコプターのそれを踏襲し視界を向上させるための球面型頭部キャノピーから。主人公クリンたちがパルミナ大陸に渡るまでは「ラウンドフェイサー」と呼ばれず、メーカー名である「ソルティック」と呼称された。第46話「術策と機略」でハックルにより初めてこの名で呼ばれて以降は、「ラウンドフェイサー」と呼ばれることが多くなった。

ハンドリニアガンまたはマグランチャー・ミサイルポッド・チェーンガンを装備。起動はIDカードにより行われ、前述の多彩な武装に加え、旧式機の操縦さえ知っていれば動かすことができる操縦系統など、かなり汎用性の高い兵器に仕上がっている。しかし防水性が不十分で、全身水に浸かると故障してしまう。また、SV-J212-22型以降は、緊急時の脱出に用いられる射出座席を備える(形式については後付け設定)。

胴部、手足などいくつかのパーツに分解して専用コンテナに収納可能。組み立て用の専用整備台も用意され、後方からの効率の良い輸送を考慮された設計になっている。また、前線への緊急展開用の専用輸送トレーラーや輸送ヘリ、さらには特殊作戦用のハンググライダーまで開発され、陸戦戦力の中核をなす存在となり、Xネブラ対応型ブロックヘッドなど後継機が登場し主力化した後も、戦争全般に渡って地球連邦軍の主力兵器として使用され続けた。一部の機体は、デロイア兵反乱によって解放軍に捕獲・使用され、また独立後の治安軍でも使用されるほど、大変息の長いCBアーマーでもある。機体色はグリーンとシルバー。

二脚型CBアーマーはセミモノコック構造を採用しているため、装甲も構造材の一部をなしている。このため無闇に装甲を取り除くと自重を支えきれず、またフレームと一体化している装甲は取り外せない。ジャッキー・ザルツェフ少佐は、「上半身も全て装甲を取り除けば、軽くなり自重を支えきれる」と判断。元に戻せないことを承知の上で分解で外せない箇所は溶断を用い、頭部と足底以外の殆どの装甲を撤去、迷彩柄の防水布を着用し、左腕に大型シールドを装備した軽量型に改造し、対ダグラム戦に投入している。この機体は小説版では24部隊によって運用されている。

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