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ヤクト ダグラム

ヤクト ダグラム

戦闘行動時間の短いダグラムの欠点を補うため、外付け動力「ターボザック」が別の工場で開発されている。これはJ・ロック隊により専用トレーラーと共に、スパ市に到着した太陽の牙に届けられ、ダグラムの背面に装着される。これにより燃料搭載量が増加して作戦行動可能な時間も伸び、またアームリニアガンの連続発射や、更に左側面に装備された大型砲「リニアカノン」の使用も可能となり、戦闘力が飛躍的に向上した。これはリニアガンの5倍から6倍の威力がありバラフ軍刑務所の正門を一撃で貫通している。また、熱波弾だけでなく実体弾として炸裂弾等も発射できる。唯一のデメリットは出力増と航続時間延長に特化し増加推進機などの重量がアップに対してのフォローがなく跳躍力が低下することで、崖の上の敵を相手に苦戦する場面もある。

さらにドガ市攻略戦後、「クリンへのプレゼント」と称して、チコがどこからか拾ってきた9連装ミサイルポッドを増設し、対CBアーマー戦能力が一層強化される。プラモデルでは「ヤクト(Jagd=ドイツ語で「狩猟」転じて「駆逐」を意味する)タイプ」と名付けられているが、劇中では一度もそうは呼ばれていない。なお、第1話および最終話に使われた「朽ち果てたダグラム」の静止画では、マルチディスチャージャーがミサイルポッド側に装備されたままだが、プラモデル化の際無理があることが判明し、マルチディスチャージャーと交換する仕様に変更された。マルチディスチャージャーからは通常はスモーク弾を発射し、ダグラムガム付属のプラモデルの説明書でも、当該部品は「スモーク弾筒」と記述されていた。ただし、第1話のみ小型のロケット弾を発射している。これはソルティックH8に命中したが、眼つぶし以上の効果はない。

この他にもリニアカノンを連装化した対空戦闘型、陸上行動強化型、水中行動強化型などのバリエーションが計画されている。劇中でキャノンを取り外し、ラウンドフェイサー同様ハンググライダーも使用している。『コミックボンボン』版では、リニアカノンを取り外したターボザックで水中移動も行っている。

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