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ガンダム・ヴィダール

ガンダム・ヴィダール

型式番号:ASW-G-XX

エドモントンで大破したキマリスに、アリアンロッドの技術チームによる修復と擬装を施した姿。ヴィダールに扮したガエリオが引き続き搭乗する。改修はスキップジャック級戦艦の内部で行われ、オセアニア連邦産業コロニー群での反乱鎮圧作戦で初めて実戦投入される。機体名は北欧神話に登場する神「ヴィダール」に由来し、フェンリルを倒した伝説になぞらえて、マクギリスを狩る存在にふさわしいとして自身の名前とともに偽名とした。

エイハブ・ウェーブの固有周波数を欺瞞するため、バックパックにダミーのリアクターを1基搭載している。制御系には戦死したアイン・ダルトンの脳を利用した疑似阿頼耶識システム「阿頼耶識TypeE」を搭載。フレーミングした敵に対してシステムが機体をパイロットの肉体ごと強制的に操作することで、阿頼耶識の欠点である脳神経への負荷を克服しつつ機体性能を限界まで引き出すことができる。以上の経緯よりその存在はギャラルホルン内部でも最高機密とされ、詳細はラスタル・エリオンを始めとするごく一部の人間しか知らない。

武装は、敵に突き刺した刀身を切り離して爆発させる「バーストサーベル」、試験型の110ミリライフル1挺、フロントスカートに収納される近距離用ハンドガン2挺、つま先とかかとの格闘用ブレード「ハンターエッジ」。両腰のバインダーにはバーストサーベルの予備刀身が片方3本ずつ収納され、引き抜く際はバインダー自体が後方にスライドすることで円滑な抜刀を可能としている。

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