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ビギニングガンダム

ビギニングガンダム

型式番号:GPB-X80

ハルがお台場で購入したガンプラ。彼が手に入れたキット以外では流通や販売が確認されておらず、その存在は謎に包まれている。その希少性から、機体を奪おうとバトルを仕掛けてくる者も現れる。

機体各部には角を切り落とした三角形状のパーツが配置され、これらはバトル時に推進・姿勢制御用のIフィールド発生器として機能する。頭部には黄色のクリアパーツで成形されたブレードアンテナがあり、バトルではバルカン砲を兼ねたビームアンテナとして活躍する。武装としてはビームライフル、ビームサーベル、シールドが標準装備だが、特筆すべきはビームサーベルの装備数で、背中左右とシールド裏に計9基が搭載されている。ハルはこれらのサーベル3基を一度に片手で引き抜き、多刀流の戦法を駆使する。

漫画版では、ビームサーベルを削って小型化し、薬指と小指でも握れるように改造。これにより八刀流が可能となり、「ビギニング無双 壱の型 八岐大蛇」と称する技を披露した。大型の敵専用の斬撃「ドラゴンクラッシュ」や、ファンネル対策として出力調整可能な「ビームクナイ」、柄に輪ゴムを取り付けた「ビームウィップ」など、工夫を凝らした戦術を用いている。

このガンプラは関節の可動範囲や保持力に優れており、初心者のハルが素組みしただけでも高い戦闘力を発揮する。一方で、塗装や表面処理などの仕上げの面では技術不足があり、シャウアーとのバトルではその点を指摘されて敗北を喫する。しかし、敗北後にはシール部分をガンダムマーカーで塗装し、モールドのスミ入れやはめ込み部の調整を行うなど機体を改良。これにより追従性を向上させ、さらなる戦闘力を引き出すことに成功した。

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