型式番号:BG-011B
カミキ・セカイが使用するガンプラは、イオリ・セイが第11回世界大会後に改修した「スターバーニングガンダム」。この機体は、ドムに偽装され、第7回世界大会優勝トロフィーの台座内部に隠されていました。セカイがガンプラバトル部の見学に訪れた際に発見され、ライトニングとのバトル中に本来の姿を現します。
このガンプラは、徒手での近接格闘に特化しており、いっさいの武装を持たない異色の機体です。長・中距離での攻撃には欠けるものの、セイの高い工作技術により、セカイの「次元覇王流拳法」の動きを忠実に再現できる可動性能を備えています。さらに、火器類を持たないため、エネルギーや弾数の制限がなく、継戦能力にも優れています。
内部フレームには「RGシステム」の発展系が採用されており、青いクリアパーツに貯蔵された粒子を一気に開放することで、次元覇王流の技を発動できます。その際、クリアパーツはオレンジ色に発光し、手足や背中から炎のようなエフェクトが出現します。通常時でもオーラ状の粒子で相手の攻撃を弾いたり、ビームシールドのような防御膜を展開することが可能です。セカイがプールでの特訓を通じて、粒子を足場にする技を習得し、宇宙空間でも高速移動が可能になりました。
機体デザインは大河原邦男が担当しています。「バーニングガンダム」という名称は、『機動武闘伝Gガンダム』の英語圏での放送時に「ゴッドガンダム」の英称として使われていますが、偶然の一致であり、直接的な関連性はありません。ただし、格闘型というコンセプトや劇中の演出には共通点があります。