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機体リスト
電脳戦機バーチャロン

共收録 12 台の機体。
  • テムジン747J

    • Pilotテムジン

    型式番号MZV-747-J、747Aをベースに、MARZが707Sと同様の手法によって改造を施したカスタム機。治安維持活動のために採算を度外視したチューニングが施されており、ゲーム中においても1対多数の状況を戦い抜くべく、他の機体より強力な機体として設定されている。専用のスライプナーを装備し、複数のターゲットを追尾する攻撃が用意されるなど、747Aと比べて一部の攻撃に変更が加えられているほか、機動力も強化されており、下記のホワイトナイトを除けば、テムジン系列としてはマーズ中最高ランクのダッシュ速度を誇る。

    ゲーム1周目の中盤から使用することができる機体。パッケージやオープニングムービーではアファームド・ザ・ハッターと共に大きく扱われており、メイン機体として描かれているほか、「第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ」「スーパーロボット大戦K」にも参戦している(第3次における声優は谷昌樹)[注 64]。ワンオフではなく複数機が製造・配備されていることがゲーム中の演出からうかがえる。

  • アファームド・ザ・ハッター

    • Pilotアファームド

    型式番号MZV-36T-H、MARZ所属にあたり用意されたイッシー・ハッターの新しい専用機でアファームドJ type C HCに変わる新しい愛機。T系列の装甲とパワー、J系列の機動性と近接戦闘力を高いレベルで併せ持つ。主兵装は以前の専用機であるアファームドJ type C HCから引き続きアファームドJ type Cや第2世代型のアファームド・ザ・バトラーと同じくビームトンファーで、より強化された新型のトンファー「ドラマティック・トンファーVer.SSS」を装備している。今回の新型機でもサブマシンガンは装備しておらずRW系の射撃武器を持たないが。全く射撃武器を持たないわけではなくCWの射撃武器として頭部のテンガロンハットタイプのパーツをブーメランの様に飛ばす「スーパーソニック・テンガロン」という特殊な射撃武器を持つ。第三次スーパーロボット大戦αに参戦した際に、テンガロンハットを取り外した後の髪型が新たに設定し直されている。

  • フェイ-イェン・ザ・ナイト

    • Pilotフェイ-イェン

    型式番号:RVR-14

    別名「高機動型可憐機体」。製造プラントは不明。開発、実用化の時期はアファームド系列より早いが、存在が公に判明したのはアファームド系列よりも後である。主な用途は第一世代型のバイパーIIをさらに推し進めたもので、RNAの戦術スコードロンの中核として指揮管制を勤めることが多い、そのため情報処理能力が優先されており、生産数が少なく、また生産コストも高かったためにこの機体が配備された部隊は、自分達が重要な、あるいは特殊な任務についていると自覚できたため、戦意高揚につながったといわれている。名称のナイトは第2世代型フェイ-イェンの試作9号機の“ナイン”がその風貌から捩られてナイトとなったという逸話がある。

    ゲームにおいては、前作で装備されていたビームボウガンの代わりにレイピアのような細身の実剣「愚者の慈愛」を装備している。このレイピアからはビームカッターだけではなく相手を麻痺させることの出来るハート型のビームも撃つことが可能である。一部CW系攻撃を当てることにより、一時的に相手の攻撃力を下げることが可能。残り体力が半分になると発動するハイパーモードも健在で、右手に装備されている盾のような装備、封印環「賢者の妄愛」は人為的にハイパーモードを制御するための装備でありVer.5.4からは(残り体力が大幅に減少するが[注 26])手動でも発動させることができるようになった。武装も概ね前作からの発展系で、連射可能なハンドビーム、レイピアからのビームカッター、機体胸部からのハートビームとなっている。Ver.5.45以前は敵機を転倒させる攻撃に乏しかった本機であるが、Ver.5.66以降、前ダッシュハンドビームの転倒性能の向上、全体的なゲームスピード上昇を受け、近接攻撃を当てやすくなるなど上方修正を受け、一気に上位群の機体へと躍り出ることとなった。

    CW近接は横振り→縦振りと2度攻撃判定が出るが、普通に当てると1発目で相手が吹き飛んでしまう。右ターボLWで麻痺させている時のみCW近接が全段HITする。

  • テムジン

    型式番号:MBV-04-G

    主戦闘バーチャロイド(Main Battle Virtuaroid)に分類され、距離を問わずに高機動戦闘を得意とする。 人類初の量産型バーチャロイドで、ヒーロー然とした外見のバーチャロイド。ビームランチャーとソードが一体となった多目的ビームランチャー『MPBL(Multi Pul Beam launcher)-7』を携行し、投擲後に広範囲に爆発するパワーボムを持っている。汎用性が極めて高く、柔軟な運用を可能とする機体であるため、戦場の主役として常に最前線で運用されている。DN社内部の0プラントが生産を行っている。 元はライデンと同様のXMU(eXperimental Master Unit)と呼ばれる戦闘バーチャロイドの試作型であり、かつてDN社で開発を断念した人型戦闘兵器のプランをVコンバータの起動実験用マシンとして流用した物、開発にあたりXMUプロジェクトの実験計画4号機の開発データが用いられている。

    ゲームにおいては、標準的な機体で、機動性・射撃能力・武器チャージ速度・防御力・近接格闘能力すべてが高いバランスでまとめられているため、初心者から上級者まで幅広く使うことができる。操作アドバタイズデモに登場する黄色と白のカラーリングの教習用テムジン(MBV-04-E6)は家庭用版のみでプレイヤーが使用可能となっている。

  • フェイ-イェン

    型式番号:SRV-14-A

    ミニスカートを着用したツインテールの少女の姿をした女性型VR。 デザインのモチーフは美少女戦士セーラームーンのオマージュ。

    かつて0プラントの「プラジナー博士」が独自に作り上げた、人格を持ち実空間と電脳虚数空間を自由に行き来できるVR、VR-014「ファイユーヴ」。そのレプリカとして製造されたのがSRV-14-A「フェイ-イェン」である。レプリカとは言えどポテンシャルは高く、機動力も高いため、特殊偵察用として運用された。ベース機体の詳細がブラックボックスとなっており、構造を理解しないままデッドコピーしたレプリカもそれは同様で、胸部から射出されるビームはバイパーIIと同じホーミングビームランチャーなのだが、ハート型であったり、残りダメージが半分を切るとハイパーモードと呼ばれる形態になったりと、謎に包まれている部分が多い。

    アフレコは樋口智恵子が行っている。

  • アファームド

    型式番号:MBV-09-C

    このVRの開発の経緯は意外なところからの要請に始まる。話の出所は、一貫してVR導入に反対していたSTDS(DNA戦略・戦術開発局。商品開発プランの立案からその実行に至るまで、DNAの営業戦略を担う中枢的存在)だった。いざVR同士による戦闘が本格的になると、近接格闘戦も重要な要素となってきた。ましてや、限定戦争は娯楽の一面もあり、近接格闘戦の中継は大人気を博していた。巨大人型ロボットによる近接戦闘は、生身の人間による白兵戦並みの激烈な要素を持ちながらも視覚的残虐さは希薄であった。STDSは、この点にVRの商品価値の一端を見出し、「限定戦争(というショー・ビジネス)の本質にかなった」要素として指摘したのである。この指摘を重要視したDN社は早速、現行4機種の検証を行い、その結果、テムジンをベースに(加えて、テムジンの「後継機」というのも兼ねて)近接戦を強化した主力戦闘VRが開発されることとなった。開発には当時新設されたばかりで若手の多かった第2プラント「トランスヴァール」が担当する事になるも開発が難航し、これに見かねた開発管理局は、XMUプランの9号機の基本設計を流用するよう勧告。なんら実績の無い新興プラントは、その意向に従うしかなかった。完成した試作機はMBV-04に比べると粗削りな機体で、非常にソリッドな操作特性を持っていた。しかし基本能力に関しては何ら問題はなく、その機体構造の堅牢性およびメンテナンスの容易さについては、かえってテムジンのそれを凌駕するものがあった。この結果を受けて本機の制式採用が決定し、MBV-09アファームドと命名された。装甲は近接格闘を意識してかかなり厚めの装甲となっている、機動性も横ダッシュ時はテムジンと大差ないが、相手との間を詰めるため前ダッシュ時の加速性能はテムジン以上の機動性を誇る。メイン武器は両碗部に取り付けられたビームトンファーで、このビーム発振器はジェネレーターに直結されており絶大な破壊力を誇る。ジェネレーターもテムジンのそれよりも余裕を持たせてあるためトンファー攻撃時の踏み込み速度は音速を超える。またその際、フィールド(一種の「バリア」)が発生し「無敵」となる。トンファーは下腕部に取り付ける形で収納される為、武器の取り回しの悪い市街地戦等でその威力を遺憾なく発揮した。携行武器としても小型のショットガンが開発され、近接格闘時の邪魔にならないようになっている。ショットガンはエネルギー容量の少なさもあり射撃での火力の弱さを残してはいたが、直後に完成したドルカスとの連携を視野に入れており、その相性も抜群だったためさほど不安視はされなかった。ボムは「アファームドの開発時、手の動作が修正できない」という設定があり、ゲーム内でも横ダッシュ時に投擲すると大きな爆風とならずに小さな爆風となってしまう「不発弾」となる難点がある。

  • ライデン

    型式番号:HBV-05-E

    0プラントにて作製された、テムジンと共にXMU-5としてバーチャロイド、ひいては重戦闘バーチャロイド(heavy battle virtuaroid)の祖となった機体。肩部に宇宙巡洋艦向けに小型化・改良されたレーザーユニット「Ali-02a」を装備し、装甲も他機種より上等な物が使用され、破壊力・防御力共にトップクラスを誇る。その分機動力を犠牲にしており、高い装甲をもって敵の攻撃を物ともせず、閃光の鉄槌をもって圧砕するのが戦闘スタイルである。

    元々テムジンとの編隊運用を想定していたが、肩部の艦用レーザー装備がトップヘビーによる不安定化をもたらし、これを装備・運用するには機体構造の根本的な再構築が必要になった。開発スタッフはこれを危惧し上層部に進言するも、黙殺されるどころか逆に現場を無視した無情の要求を提示され、予算と採算の度外視および殺人的な突貫作業を強要された。どうにか完成には漕ぎ着けたものの、一連の事態が災いし、ライデン1機の製造費はテムジン27機分(メンテナンスにはテムジン10機分)相当となった。それに追い打ちを掛けるようにレーザーユニットを生産していた「terefunken社」の倒産を開発スタッフが把握しなかったため、レーザーユニットの在庫が26機分しかなく、結局26機しか製造不可能だった。この経緯に最高幹部会が激怒。高価格・希少性と相まって、ライデンはエースパイロットで編成された精鋭部隊「特殊重戦闘VR大隊」のみへの支給に留まることとなった。O.M.G.での活躍もあり、彼らの駆るライデンは無敵VRとして伝説化されていくことになる。ライデンが配属された部隊は、彼らが最前線で敵を粉砕していく姿に頼もしさを感じることが語り草となっている。

    ゲームにおいては、前述の稀少機であるという設定が反映されているわけではなく、通常通りプレイヤーが選択可能である。機体性能は重量級のため足は遅いが、その分重装甲で選択できる機体の中で最も打たれ強い。武装もゲーム中でもトップクラスの威力を持つ「肩部レーザー」や射撃効率に優れるバズーカを装備している。その反面、近接攻撃は威力やリーチ、発生が低めに設定されており苦手。デモで教習用テムジンの仮想敵機として登場していた黄色と白のカラーリングの教習用ライデン(HBV-05-D)も家庭用版のみでプレイヤーが使用可能となっている。

     

  • バイパーII

    型式番号:TRV-06k-H

    目まぐるしく変化する戦況に対処すべく生まれた、偵察・攻撃を目的とする戦術偵察バーチャロイド(Tactical Recognaissive Virtuaroid)。テムジンとの連携行動を想定して強力な火力が必要になるも、偵察という運用で機動性能と引き換えに装甲が犠牲になることを考慮し、一撃離脱をコンセプトとした武装が求められた。 しかし一から設計する余裕が無かったためテムジンのスケルトンを流用、ジェネレーター・アンプを強大化しつつテムジンを上回る機動性能を確保。テストも順調だったためTRV-6『バイパー』と命名、各部隊に配備が進められた。 しかし徹底的な軽量化が祟った為に、ジェネレーター・アンプの出力が機体に凄まじい負担を掛け圧迫。しかもバーチャロン・ポジティブの高い人間が乗った場合には余剰出力が逆流し制御系を破壊、制御不能となり暴走した結果機体が自壊するという事故が頻発した。 この事故を原因に機体の廃案も出されたが、代替機の目処が立たずTRVの必要性から補強作業を徹底的に繰り返した結果、機体重量増加どころか機体外見も変化。その結果機動力は格段に落ちているものの空中機動力は当時でもトップクラスであり、問題となっていた暴走事故も改善、逆にその現象を攻撃に転用し、(暴走時のパイロットの台詞「She's lost control!!」)から『S.L.Cダイブ』と命名。 それに伴い型番も変更され、TRV-06k『バイパーII』として正式採用された。

    ゲームにおいては、軽量級な機体で、攻撃型偵察機という設定を反映され、地上でも空中でも高い機動性を持ち、武器も射撃能力・武器チャージ速度・近接格闘能力どれも高いが、反面致命的なまでに装甲が薄くちょっとした攻撃であっても非常に大きなダメージを受けてしまう機体となっており上級者向けの機体となっている。特殊技として全武器ゲージが100%時に空中で使用できる前述の設定にも出てきた『S.L.Cダイブ』を持っておりこれは地上の敵機に向かって追尾する特攻技で使用中はダメージを受けつけず無敵だが外した場合の隙が大きいのと使用すると武器ゲージを全て使用してしまうため使用には注意が必要である。

     

  • ベルグドル

    型式番号:SAV-07-D

    支援攻撃バーチャロイド(Support Attack Virtuaroid)に分類され、後方からナパームとミサイルによる支援攻撃を得意とする。 ライデンの製造コストがあまりにも高く生産不能という事態に追い込まれてしまった為、主戦闘VRと重戦闘VRの編隊編成という当初の予定にかげりが見えてきた。DNAからの要請によって急遽ライデンの代替機となる重量級VRを製造することになり、ライデンの反省点から「ライデンと比べより安価により軽量に」を目指したそのコンセプトの元にライデンの安価版として開発されたのが本VR『ベルグドル』である。

    しかし、開発スケジュールやライデンの開発失敗による予算削減により予算に余裕が無く、既存の製品やパーツの流用を大幅に取り入れて設計されたが出来上がったものはお世辞にも秀逸な設計とは言いがたいものであった。レーザーユニットよりは軽く価格も1/20で安価であったことから多目的ミサイルランチャー「Tm-203」を採用し両肩上部への搭載が決定したのだが、このミサイルランチャーは本来、拠点防衛用の設置型の兵器で機動兵器用ではなく管制装置やセンサー類が外付け式というとんでもない落とし穴があった。ミサイルランチャーの製造メーカーは管制、センサー類は小型化が可能との見解だったが実際には設計を根本的に変えねばならず、スケジュールに余裕も無いため設計変更などができず対処療法的にそれを制御する管制、センサー類を頭部に全て集約させて取り付ける結果となりライデン以上に機体重心が高くなった。また装甲もライデンの装甲が高コストであったことと軽量化のため削減されライデンに対して60%程となってしまいテムジン並でしかなかった。一応は軽量化の恩恵もあり整地での機動性こそ目を見張るものがあるが上記の設計からくる高重心化と軽量化によるトップヘビー化の弊害によって不整地での機動力は非常に劣悪で操縦に慣れないパイロットによる機体の転倒が相次いだ。そのためこれに乗った一般パイロットからは「使いにくい機体」という苦情が終始絶えなかった。また携行火器であるグレネードランチャー「BB-94」もクレームで大量返品された不良在庫を製造元がこれ見よがしに押し付けたものだった。その為ライデンのような重量級VRとして重装甲と火力を活かした前衛での攻撃的防御戦術は期待できず完全な後方支援VR『SAV(支援攻撃バーチャロイド(Support Attack Virtuaroid))』として扱われる様になってしまった。

    この開発の失敗により、ライデンの代替は後に重量級VRの決定版と呼ばれる「ドルカス」の登場まで待たなければならなくなる。とはいえ、製造コストはテムジンの70%~80%(量産効果によりそれ以下)に安く、頭数を揃えるには容易な為に各戦地に大量導入され、結果として第1世代VRで一番多く製造される事となった。 後にこのベルグドルは第3プラントであるムーニーバレーを中心にトップヘビー化緩和のための改修が何度も重ねられ、製造時期および生産プラントによって異なっていた仕様の統合と重心面を改良した『ベルグドル3M』、身長を低くすることで更に低重心化し複座式にした『ベルメイト』などの後継種を生み出し、この重心に関する問題は後の名機『グリス・ボック』を始めとするVokシリーズを生み出す原動力となっていった。

    ゲームにおいては、見た目の通り重量タイプの支援機らしく格闘戦と空中戦は苦手で防御力、ダッシュ速度、ダッシュ距離は中量級機と重量級機の中間といった性能だが地上での通常横移動の速度が非常に速く「漕ぎ」と呼ばれる特定のテクニックと組み合わせることで高い機動性を発揮することができる。武器はゲージ効率は優れるが決め手に欠けるものが多く、RWのグレネードランチャーはクセも少なく連射も効くが弾切れしやすく威力も低い、主兵装というべきCWのミサイルは威力はそれなりにあるが発射タイミングが遅く誘導性能もそこまで高くないため当てるのが若干難しい、ただLWのナパームの性能が優秀でありゲージ効率や射程距離こそ高くはないが火柱は障害物を抜けることや火柱の弾速、防御性能、威力共にダメージソースとしてバランスが高くこちらの使いこなしが肝となる。

  • ドルカス

    型式番号:HBV-10-B

    開発・製造はベルグドルの生産を主に請け負っていた第3プラント「ムーニー・バレー」が行った。ベルグドルではどうあがいてもライデンの代替機にはなれず、重戦闘のできるバーチャロイドが待ち望まれていた。ライデンよりコストを抑えながら、重戦闘、ひいては格闘戦もライデン以上にできるVRという贅沢な要求に取り組んだ機体である。設計にはXMUプロジェクトの実験計画10号機のものが流用されている。コスト抑制には実弾兵器を使うことによって対応し、転倒しにくさは重心を下げることで、機動力はジェネレーターを大容量のものを搭載することによって解決され、テムジンとは異なるアプローチで「走・攻・守」に加え「コスト面」までを高い次元で実現し第1世代VRの傑作機となった。当初からアファームドとの支援攻撃連携を想定されておりアファームドとの相性は抜群に良く、アファームドと部隊を編成することが多かった。優秀な機体であったが、O.M.G.においてムーンゲートの自動防衛機構に浸食された同機を中心に編成された部隊が、ライデンを中心に編成された精鋭部隊『特殊重戦闘VR大隊』と交戦し、数の上では大きく優位に立ちながらも敗北したことから評判が落ち、生産数が抑えられてしまった。そのため、DNAとRNAが抗争を始めた頃には「DNAに在庫がない」状態となってしまった。

  • バル・バス・バウ

    型式番号:XBV-13-t11

    脚部を持たず、浮遊しているバーチャロイド。両腕が切り離し可能なビット腕となっている。

    形式名(XBV)は、試作戦闘バーチャロイド(eXperimental Battle Virtuaroid)の略で、t11は試作11号機を指す。かつて、オーバーテクノロジー解析の過程で月面遺跡より発掘されたBBBユニットに仮設コクピットとクリスタル・コアの補助装置であるV.コンバータを取り付けたものを実験機として実験を行った。しかしこの実験は大失敗に終わり、プラントの8割が電脳虚数空間に飲み込まれる形で消滅してしまった。その後、この実験で利用したV.コンバータで実験を行っていたところ、研究員が戯れにV.ディスクに付加した仮設コクピットの構造データが実体化し、これによりリバース・コンバート現象が発見された。これによりバーチャロイドと呼ばれる存在が誕生したが、後にこの機体にXMU計画の13号機の上半身と武装を備えて戦闘バーチャロイドにしたものがバル・バス・バウであり、V.C.9f年末のプラント一斉売却事件の際、南米のTSCへ進攻したDNAの部隊がこのVRからの襲撃を受けており、開発はTSCへ亡命した元0プラントスタッフによるものではと言われているが詳細は不明である。もともと実験機であり、戦闘用VRとして開発されていたわけではないためM.S.B.S.とは相性が悪いのか、近接攻撃を行うと左攻撃が正常にビーム形成しないなどの不具合もある。ゲームではそれを反映して左手の近接攻撃がビームクローではなく火炎放射器状のものになっている。

  • テムジン747J type a8

    • Pilotテムジン

    負の精神体、シャドウ邀撃を目的とする白檀艦隊(通称ホワイト・フリート)に所属する白虹騎士団は、対シャドウ戦の切り札的存在として編成された最精鋭部隊である。

    騎士団が保有するVR-747は、VCa9年時点では名実ともに地球圏最強のVRである。

    その能力は、商品兵器として開発されたものと比べると、あらゆる点で雲泥の差がある。