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ドルカス

ドルカス

型式番号:HBV-10-B

開発・製造はベルグドルの生産を主に請け負っていた第3プラント「ムーニー・バレー」が行った。ベルグドルではどうあがいてもライデンの代替機にはなれず、重戦闘のできるバーチャロイドが待ち望まれていた。ライデンよりコストを抑えながら、重戦闘、ひいては格闘戦もライデン以上にできるVRという贅沢な要求に取り組んだ機体である。設計にはXMUプロジェクトの実験計画10号機のものが流用されている。コスト抑制には実弾兵器を使うことによって対応し、転倒しにくさは重心を下げることで、機動力はジェネレーターを大容量のものを搭載することによって解決され、テムジンとは異なるアプローチで「走・攻・守」に加え「コスト面」までを高い次元で実現し第1世代VRの傑作機となった。当初からアファームドとの支援攻撃連携を想定されておりアファームドとの相性は抜群に良く、アファームドと部隊を編成することが多かった。優秀な機体であったが、O.M.G.においてムーンゲートの自動防衛機構に浸食された同機を中心に編成された部隊が、ライデンを中心に編成された精鋭部隊『特殊重戦闘VR大隊』と交戦し、数の上では大きく優位に立ちながらも敗北したことから評判が落ち、生産数が抑えられてしまった。そのため、DNAとRNAが抗争を始めた頃には「DNAに在庫がない」状態となってしまった。

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