ザ・ビッグの一機種で、機体色は黒。対地戦闘用の装備を備え、「黒いメガデウス」と称される。全身に銃火器や光学兵器を多数搭載し、自分の十数倍の大きさを持つメガデウスを持ち上げるほどの怪力を誇る。両腕は分厚い装甲シールドで覆われており、これを前面に構えることで(いわゆるボクシングのピーカブースタイル)、通常の兵器攻撃のほとんどを防ぎ、ビーム兵器の砲撃さえも弾くことができる。
ネゴシエイターのロジャー・スミスをドミュナスとし、パラダイム・シティで発生するメガデウス関連の事件を解決するために運用される。使われていない地下鉄の二軌道を占拠して走行する専用輸送機「プレーリードッグ」に収納され、ロジャーのもとへと運ばれる。プレーリードッグの天蓋はカメラの絞りのように開閉し、そこからビッグオーが発進する。天蓋は巨大なドリル状の構造になっており、地中を突き進んで地上に出現する演出がなされている。
40年前の記憶では、ビッグデュオやビッグファウと共に街を破壊する様子や、多数のビッグオーが密集して行進する光景が描かれている。セカンドシーズンの設定画では、リベットや背面のディテールが追加されたフルディティールバージョンが登場しており、これはファーストシーズン制作時に作成された作画参考用モデルをもとにしている。
デザイン面では、顔の造形に「イナズマン」や「ロボット刑事」の影響が見られ、動作音や他のメガデウスのデザインには1970年代の特撮番組『スーパーロボット レッドバロン』の要素が取り入れられている。
ビッグオーは両腕から繰り出される強力なパンチに加え、さまざまな内蔵武器を搭載している。