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機体リスト
THE ビッグオー

共收録 8 台の機体。
  • ビッグオー(Big-O)

    • Pilotロジャー・スミス

    ザ・ビッグの一機種で、機体色は黒。対地戦闘用の装備を備え、「黒いメガデウス」と称される。全身に銃火器や光学兵器を多数搭載し、自分の十数倍の大きさを持つメガデウスを持ち上げるほどの怪力を誇る。両腕は分厚い装甲シールドで覆われており、これを前面に構えることで(いわゆるボクシングのピーカブースタイル)、通常の兵器攻撃のほとんどを防ぎ、ビーム兵器の砲撃さえも弾くことができる。

    ネゴシエイターのロジャー・スミスをドミュナスとし、パラダイム・シティで発生するメガデウス関連の事件を解決するために運用される。使われていない地下鉄の二軌道を占拠して走行する専用輸送機「プレーリードッグ」に収納され、ロジャーのもとへと運ばれる。プレーリードッグの天蓋はカメラの絞りのように開閉し、そこからビッグオーが発進する。天蓋は巨大なドリル状の構造になっており、地中を突き進んで地上に出現する演出がなされている。

    40年前の記憶では、ビッグデュオやビッグファウと共に街を破壊する様子や、多数のビッグオーが密集して行進する光景が描かれている。セカンドシーズンの設定画では、リベットや背面のディテールが追加されたフルディティールバージョンが登場しており、これはファーストシーズン制作時に作成された作画参考用モデルをもとにしている。

    デザイン面では、顔の造形に「イナズマン」や「ロボット刑事」の影響が見られ、動作音や他のメガデウスのデザインには1970年代の特撮番組『スーパーロボット レッドバロン』の要素が取り入れられている。

    ビッグオーは両腕から繰り出される強力なパンチに加え、さまざまな内蔵武器を搭載している。

  • ビッグデュオ(Big-Duo)

    • Pilotシュバルツ・バルト

    ザ・ビッグの一機種で、機体色は赤。ドミュナスはシュバルツバルトであり、「赤いメガデウス」とも呼ばれる。40年前の真実を暴くため、街を破壊する目的でシュバルツによって呼び出された。

    両腕にはメッサーシュミットを思わせるプロペラ・ユニットとロケットエンジンを装備しており、さらに格納式の翼も備えることで、自由自在に空を飛ぶことができる。飛行能力を持つメガデウスは現在確認されている中ではこのビッグデュオのみである。

    初登場時は「ビッグデュオ・マミー」とされ、全身を包帯で巻いたミイラのような姿をしていた。包帯を使って敵を絡め取り、腕のプロペラで粉砕しようとする戦法をとったが、ビッグオーのミサイルとキャノンパーティーによって包帯が燃え、真の姿を現した。

    主な戦闘スタイルは空中戦と爆撃で、パワーはビッグオーと互角。弾薬切れで苦戦するビッグオーを追い詰めるが、間一髪で逆転され敗北。片腕と頭部を破壊されたのち、まるで意思を持つかのように暴走し、シュバルツバルトを振り落として機能停止まで勝手に動き続けた。

    装備としては、ビッグオーと同出力のアークラインを搭載。胸部には2門のガトリングミサイル、両腕にそれぞれ2門ずつの航空機銃、さらに両脚内部には極めて高威力の大型ミサイル「メガトンミサイル」を搭載している(なお航空機銃は劇中では未使用)。そのほか、逃走用の煙幕を噴出する機能も持つ。

    ただし主兵装の多くが実弾兵器であるため、弾薬をすべて使い切った後は火力が大きく低下する。また、プロペラが装備された巨大な前腕内部にはランディングギアも搭載されており、航空機のような着陸姿勢をとることができる。

  • ビッグファウ(Big-Fau)

    • Pilotアレックス・ローズウォーター

    ザ・ビッグの一機種で、ドミュナスはアレックス・ローズウォーター。機体色は白で、「白いビッグ」と称される。水中戦闘を主目的として設計されており、両腕にはスクリューを搭載しているが、陸戦や対空戦にも優れた性能を発揮する。

    他のザ・ビッグと異なり、最初から完全な状態で発見されたわけではなく、ユニオンによって世界各地の遺跡から発掘された複数のパーツを組み合わせて完成された機体である。40年前の記憶では、ビッグオー、ビッグデュオと共にアークラインを使って街を破壊していた姿が確認されている。

    初登場はAct:13で、この時は「ビッグフォウ」と名付けられていたが、セカンドシーズン開始時に名前が「ビッグファウ」に変更された。登場当初の姿と、アクト21でアレックスが搭乗した際の姿ではデザインが異なり、強化が施されたことがうかがえる。

    アレックス・ローズウォーターがドミュナスとして搭乗し、ビッグオーと対決。初登場時には圧倒的な力でボナパルトを一蹴するが、コアメモリーが存在しなかったため、モニターに「YE NOT(汝ではない)」と表示され、アレックスをドミュナスとして認めず、咆哮を上げて暴走。セントラルドームを半壊させたのち、ビッグオーによって停止させられる。

    終盤では、強奪されたドロシーのメモリーディスクによってコアメモリーを補完され、復活。アレックスを取り込み、ビッグオーを圧倒する。スクリューと拳の回転を活かした「コークスクリューパンチ」はビッグオーのシールドを弾き、頭部とコックピットのクリスタルを粉砕した。

    他にも触手型ビーム砲、大型対空砲「ビッグファウ・キャノン」、ロケットパンチなど、多彩な武装を備える。最終決戦では、イールの技術を応用したような電磁バリアも展開し、サドンインパクトを無効化したが、ビッグオーのファイナルステージには完全に対応できなかった。

    その高い戦闘能力と多様な性能から、ビッグファウはザ・ビッグの中で最もバランスの取れたメガデウスとされている。

  • ビッグヴィヌス(Big-Venus)

    • Pilot--

    謎の巨大メガデウスで、「翼をもがれた鳥」あるいは「第4のビッグ」とも称される。操縦している描写はなく、エンジェル自身のもう一つの姿とも解釈されている。その外見は頭部を除いてビッグオーのネガ像に非常に似ており、歯を光らせる表情を見せる。背部には翼型パーツを接続するためと思われるソケットが存在している。

    この機体は、世界をすべて無に還す力を持ち、Act:26においてエンジェルの意思に呼応して出現。パラダイムシティをリセットした。

    当初、さとうけいいちが指定したカラー設定画では、全身は灰色、顔は黒、顎は銀で塗られていたが、編集段階で片山監督によって意図的にネガ反転処理が施された。また、「Venus(ヴィーナス)」や「ルシファー(堕天使)」といった象徴的な存在とも関連づけられており、ルシファーは「光を運ぶ者」「明けの明星」という意味を持つ。

    デザインには、特撮ヒーロー「ジェットジャガー」や映画『メトロポリス』(1927年)の「マリア」などの要素が取り入れられており、足先のとがり具合は「ニセウルトラマン」から影響を受けている。Act:26で描かれたメモリー中の影では、背中にジェット機の翼のようなものが見えるが、DVD-BOXのパッケージイラストでは白い翼が、廉価版DVD-BOXではさらに異なるデザインの翼が描かれている。

  • Dorothy-1

    • Pilotジェイソン・ベック