
- Height110.3 m
- Weight499.2 t
- Pilotジョシュア・ラドクリフ, クリアーナ・リムスカヤ
スーパーロボット大戦に参戦する作品
型式番号:NVX-01
エール・シュヴァリアーをコアとして、ウェポンボックスハンガー「ジェアン・エール」に組み込んだ巨大機動兵器。
特徴と設計
ガンダム試作3号機のようなコンセプトを持つ機体であり、全長はスーパー系後継機フォルテギガスの2倍以上を誇る。類似コンセプトのデア・ブランシュネージュと比較してもなお20m以上大きい。ただし、陸や海の適応能力は持たない。
クリフ曰く、「いかなる地形においても活動できる機動兵器」であり、巨大な機体でありながら格闘戦を主体とする点が特筆すべきポイント。遠距離戦にも対応可能で、エール本体に装備されたネオインパルスランチャーやビット兵器を活用し、遠近戦のバランスを高い水準で保つ。また、この巨体で分身が可能という驚異的な性能を備えている。
大出力ジェネレーターの搭載により、「レース・アルカーナ」をフル稼働に近い状態で使用可能。この点でフォルテギガスを上回る優秀さを示す。
名称とデザイン
「ジェアン・シュヴァリアー」はフランス語で「巨大な騎士」を意味し、その名に恥じない威風堂々たる設計。『W』に登場するヴァルザカード以前は、味方側バンプレオリジナルメカで最大の全長を誇り、現在もヴァルザカードに次ぐ第2位の巨体である。
『D』ではハードやドット絵の制約により縦長に描かれることが多く、ユーザー間で「マンボウ」と揶揄されることもあった。このため、エール・シュヴァリアーの後継機として期待されたプレイヤーには一部不評だった。一方で、リアル系主人公機がスーパー系を上回るサイズ感を持つという点で強いインパクトを残し、話題性は高かった。
『OG2nd』での改良
『OG2nd』では設定画通りのバランスに修正され、デザインのイメージは「騎士が騎乗した突撃馬」と表現される。メカデザイナーによれば「ケンタウロス的な巨大騎士イメージ」が反映されており、「騎士」というモチーフが強調された後継機であることが分かりやすくなった。また、他の『D』の機体と同様に重量設定が増加。ジェアン・エールの巨大な両腕を使用する際には、エールがコードを操作して手綱のように連動させる演出が加えられた。
総じて、ジェアン・シュヴァリアーは設定やデザイン、性能面で特徴的な存在となり、バンプレストオリジナルの中でも異彩を放つ一機となっている。