- Pilot【艦長】 ダイテツ・ミナセ → テツヤ・オノデラ → ギント・キタウミ 【副長】 テツヤ・オノデラ 【オペレーター】 エイタ・ナダカ アヅキ・サワ
地球連邦軍が開発したスペースノア級万能戦闘母艦の弐番艦。軍でのコールサインは「スティール2」。
宙間航行のみならず、大気圏内での飛行や潜水しての活動も可能である。パーソナルトルーパーなど機動兵器の搭載能力や対艦戦闘能力にも優れ、「ISA」（Integrated Synchronizing Attack）と呼ばれる、空母の役割を果たす機動戦艦と搭載された人型機動兵器による電撃戦という戦術を連邦軍側で初めて実現した。
スペースノア級万能母艦は「地球脱出計画」と「地球圏防衛計画」という相反するプランの中で誕生した。政治的には前者の計画が優勢であったが、後者の計画を推進する側がその裏をかく形で戦闘能力を付与することとなった。
開発背景にある政治的な思惑を隠蔽するため、戦艦としては異例のフレキシビリティ構造が採用された。これにより、艦首モジュールの換装によって短時間で目的に応じた装備を調えることが可能となった。ハガネの艦首モジュールには試作型の重金属粒子砲「トロニウム・バスターキャノン」が装備され、現存する連邦軍の戦艦では最大クラスの攻撃力を誇っている。トロニウム・バスターキャノンの調整中には、シロガネと同種の格納庫とカタパルトタイプの艦首モジュールを装備していた時期もあった。
DC戦争やL5戦役、インスペクター事件の後半まではダイテツ・ミナセが艦長を務めていたが、オペレーション・プランタジネットの最終局面で彼が戦死し、ハガネも大破する。その後、副長だったテツヤ・オノデラが航行可能なクロガネに搭乗して艦長代理となり、修復後には正式にハガネの艦長となった。しかし、封印戦争での前大統領暗殺事件に巻き込まれたことで、ギント・キタウミが新たに艦長となり、インスペクター事件以前の体制に戻った。
インスペクター事件後の修復では、艦首モジュールの1つ「トロニウム・バスターキャノン」も強化され、発射可能な装弾数が1発から5発へと大幅に増加したことで、クロガネに匹敵する戦闘力を手に入れた。
