- Height21.9 m
- Weight45.8 t
- Pilotリョウト・ヒカワ
型式番号:XRAM-004FA
アーマードモジュールリオンのカスタマイズ・バリエーションのひとつ。武装と装甲を強化したリオンである。
DC戦争時にハガネに搭乗機のリオン・F共々鹵獲され、後にDCを離反しクルーとなったリョウト・ヒカワが、別のリオン・Fを元に設計し、ロバート・H・オオミヤが補佐して改造した。その際、アルトアイゼンやゲシュペンストMk-II、ヒュッケバイン等のパーソナルトルーパーの予備パーツを使用したため、外見はAMとPTの中間のようなものとなっている。
武装は固定武器のみとなっており、換装武器を追加することは出来なかったが、後に可能になった(後述の設定からフレーム剛性に余裕ができたものと思われる)。
『Record of ATX』では本機の設計・開発の様子が描かれており、それによると「リオンはT・ドットアレイ斥力場を展開するだけの出力があるが、それを行うにはフレームと実体装甲での補完が必要(=リオンに比べて重装甲化)」「重力質量はテスラ・ドライブで軽減できるので、主機の都合が付けば武装ペイロードに余裕ができる(=リオンより武装増加)」「フレーム剛性を引き上げる都合でモーションに制限をかける必要があるため、固定武装での運用が望ましい(=換装武器は使用不可)」とされている。
一言で言えば、天才が作った機体。外見はもはやリオンの原形を留めておらず、武装の傾向やシルエットなどからすると「空飛ぶアルト」と言えなくもない。
ロールアウトしたL5戦役から、設計者のリョウト自身の乗機として活躍し、リョウトがヒュッケバインMk-IIIに乗り換えた後も、Mk-IIIがオーバーホール等で使用できない際は本機で任務に就いていることが『OGクロニクル』で描写されている。