- Height18.9 m
- Weight30.4 t
- Pilot--
型式番号:DCAM-006(RAM-006)
ディバイン・クルセイダーズ(DC)のアーマードモジュール(AM)リオンシリーズの上位機にあたるガーリオンは、識別コードがDCAM-006だったが、地球連邦軍で運用された後のL5戦役以降はRAM-006に変更された。「ガーリオン」の「ガー」は「GUARD」の略である。
元々、ガーリオンは指揮官用の後方管制機と、局地戦用の耐久性重視機の開発を統合した結果として生まれた。この異なる機種の融合によって実戦投入が遅れるものの、耐久性と指揮能力を両立した完成度の高い機体となった。リオンが一般兵用であるのに対し、ガーリオンは中尉以上の指揮官用に設計されているが、トロイエ隊の例に見られるように、実際には様々な階級の兵士も搭乗している。
ガーリオンの大きな特徴として、「T・ドットアレイ」というテスラ・ドライブ応用技術を盾として採用し、耐弾性が強化されている。この技術により、戦闘指揮中の防御力が飛躍的に向上しており、武装面にも応用が進んでいる。テスラ・ドライブにエネルギーを集中させることで、機体前面にエネルギーフィールドを展開し、さらに両肩に装備された力場誘導子が金属粒子をエネルギーフィールドに固定・集中させ、突撃武器「ソニック・ブレイカー」を実装するに至った。
また、ガーリオンはリオンシリーズで初めて完全な人型となり、アームにはパーソナルトルーパー(PT)と同等の装備が採用されたことで、使用できる武装の幅が大幅に広がった。実質的にリオンの後継機としてDC戦争やインスペクター事件などで主力機として活躍し、高い拡張性から様々なカスタム機が生まれている。中にはシシオウブレードを装備する機体も存在する。
背面には携行武器を保持する兵装担架が標準装備され、リオンのスラスターユニットなどにも換装が可能。また、ガーリオンの顔面部はゴーグルアイで、ツインアイのように見える頭部パーツを持つ。胸部の円錐部には前方用レーダー、額の円錐部と鶏冠部には側面用レーダー(AESAレーダーに酷似)が搭載されており、肩部推進ユニットと干渉しないよう設計されている。
なお、本項目はノーマル仕様のDCAM-006 ガーリオンに関するものであり、ガーリオン・カスタムやズィーガーリオンなどのカスタム機についてはそれぞれの項を参照。