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ゲシュペンストMk-III(シャドウミラー)

ゲシュペンストMk-III(シャドウミラー)
  • Pilotキョウスケ・ナンブ

『スーパーロボット大戦A(GBA版、PSP版共通)』、『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』、『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』の第二部に登場する地球連邦軍特務実行部隊「シャドウミラー」の存在した平行世界(通称「あちらの世界」)では、ゲシュペンストシリーズが地球連邦軍の主力量産機として長年にわたり正式採用されており、量産型ゲシュペンストMk-IIも機体性能の改良が続けられ、最終的には約3000機もの量産が行われていた。

一方で、「ゲシュペンストシリーズを超える量産機」を目指してEOTを取り入れたヒュッケバインシリーズの開発も進められていたが、試作1号機「RTX-008R ヒュッケバイン・タイプR」のテスト中にブラックホールエンジンが暴走して大破し、基地を丸ごと消滅させる大惨事を引き起こしたため、ヒュッケバインシリーズの量産化は正式に中止された。その後、次期主力機として『SRX計画』の機体R-1の量産試作機「PTX-014 アルブレード」を基にした「RPT-014 エルアインス」の量産が決定されたが、機種転換に時間がかかるため、ゲシュペンストMk-IIIも正式採用されることとなった。このため、シャドウミラーの人物たちは、こちらの世界のアルトアイゼンも「ゲシュペンストMk-III」として呼ぶことが多く、アルトアイゼン・リーゼを「ゲシュペンストMk-IIIカスタム」とも呼んでいる。

アルトアイゼンの操作が難しいことから、正式採用は無茶にも見えるが、「あちらの世界」のアルトアイゼンはリーゼの発展型に近い性能を持ち、テスラ・ドライブで無理にバランスを取る設計などで問題点が軽減されている。また、「あちらの世界」は異星人の襲撃を受けており、ピーキーでも高性能な対異星人用機体が求められていたため、正式採用も理解できる。さらに「あちらの世界」では操縦技術が平均して高かった可能性も考えられる。インスペクター軍は無人機主体の高効率軍隊であったため、有人機による指揮官機への電撃戦が求められ、このドクトリンに適したアルトアイゼンが必要とされたと推測される。イルムもこの点を指摘し、指揮官機を優先的に狙う戦略が取られていた。

代表的なパイロットは、「ベーオウルフ」の異名で呼ばれる「あちらの世界」のキョウスケ・ナンブ(階級は「大尉」)で、開発コードは「アルトアイゼン・ナハト」。キョウスケが操縦する本機を隊長機とする連邦軍特殊鎮圧部隊「ベーオウルブズ」(GBA版『A』ではゲシュペンスト隊)は、こちら側のロンド・ベル隊やハガネ・ヒリュウ改(OGシリーズ)に匹敵する戦力を誇り、シャドウミラーの反乱を鎮圧するほどの実力がありながら、敵味方を問わず殲滅する殺戮部隊と化していた。

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