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ザナドゥ

ザナドゥ

型式番号:MRX-007X

プロトタイプ・サイコガンダムにナイトロ・ユニットを装備した機体。これは地球連邦軍によるナイトロ・システム導入計画「χ(カイ)プラン」の初期試作機として建造されたもので、統括責任者ロック・ホーカー大佐の長年にわたる改良により、ナイトロ・ユニットは単独でもモビルスーツとして成立するレベルにまで進化した。

ナイトロ・ユニットは独自のコックピットを持ち、本体からの分離が可能。ただし、複数のケーブルで本体と繋がっているため、完全な独立行動はできない。「掌」に相当する部位には3連装ハイメガ粒子砲が設置され、戦艦の砲塔のような外観を持つ。有線式サイコミュ兵装として切り離すことができ、各砲門はビーム・ソードとしても使用可能。「肩部」にはT字型のディフェンサー・バインダーを装備し、ウィング基部にはIフィールド・ジェネレーターを内蔵することで背面の防御性能を強化している。下部にはスラスター・ユニットが設けられ、柔軟に可動する「脚」として機能し、上部のメインセンサーは分離時に「頭部」として展開される。

本体側は外観こそ原型機に近いが、前腕にはサイコミュ・ハンドを強化する装備「サイコミュ・セスタス」が追加。これはメリケンサック状の炸裂ボルトと給弾ベルト、Iフィールド・ジェネレーターを内蔵しており、ビーム・ガンにもケーブルが接続されている。機体のカラーリングはティターンズに近い配色となっている。

宇宙世紀0096年、サイド1「シャングリラ」近傍で新生フルスベルク隊と「袖付き」ブランダムール隊の戦闘中に突如現れ、「もう一人のゼナイド」が搭乗。圧倒的な戦力で連邦軍のジョリオン・デイらをMSごと捕獲する。
最終決戦ではナイトロ隊の中核として再び登場。ロック自身がナイトロ・ユニットに搭乗して出撃するが、ガンダムGファーストDXによってケーブルを切断され、続けてガンダムデルタカイによってナイトロ・ユニットが撃破される。ロックは戦死し、本体は確保された。

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