
- Work機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン
- Height11.8 m
- Weight24.9 t
- Pilotダン・コルトン
型式番号:RIX-00PT
サナリィが開発したロトをベースに、アナハイム・エレクトロニクス社が大規模な改修を施した機体。地球連邦地上軍による発注のもと、ガンダムGファーストやキャノンガンと関連する「ある技術検証計画」の中核機として製造され、サイド7で開催される式典用にトリコロールを基調とした塗装が施されている。
本機最大の特徴は、大型バックパック形態「バックウェポンモード」への変形機構を持ち、Gファーストやキャノンガンの背部にドッキングすることで、両機の戦闘能力を大幅に強化できる点にある。さらに、ヒト型の「ファイター」形態から、巡航用の飛行形態「スカイ」、対人戦を想定した重戦車形態「ブル」へと変形可能で、これらの名称はかつてのGファイター各形態に由来する。
また、本機はサイコフレームの外部装置化による性能向上を検証する試験機でもあり、内部にはサイコフレームが組み込まれている。搭乗者は頭部に2名、胸部に3名の計5名が搭乗可能という特殊な構造を持つ。
スカイ形態の主翼にはビーム・コーティング剤が塗布されており、防御力を補完する役割を果たす。主兵装は長距離砲撃が可能な両肩の高出力ビーム砲「エクス・キャノン」で、その先端部はGファーストやキャノンガンの兵装拡張ユニット「エクス・カートリッジ」としても運用可能。
さらに、両前腕にはミサイル・コンテナとビーム・マシンガンを内蔵し、砲身は伸縮式構造となっており、構造物破壊を目的としたパイル・ハンマ(杭打ち機)としても使用できる。腰部フロント・アーマーにはビーム・ガンを装備し、スカイ形態では機体前部に配置される。また、アンクル・ガードに搭載されたヒート・カッターは、障害物の溶断など歩行時の妨害排除に活用される。