
- Work機動戦士ガンダム MS IGLOO
- Height7.8 m
- Weight57.8 t
- Pilotエルヴィン・キャディラック, フリードリッヒ・カッテル, フランツ・プラント, ジオン公国軍一般兵
型式番号:MP-02A
一年戦争末期、ジオン公国軍の戦局悪化に伴い、技術本部の主導で「決戦兵器」として緊急開発された駆逐モビルポッド。疲弊した国力でも量産可能な機体を目指し、複数の企業のプロジェクトを統合、既存の生産ラインやザク用の部品を流用する設計となっており、正規な手続きを経ずにそのまま量産が開始された。
本機の開発には、既存兵器のリサイクルが多用されており、ザク・マシンガンなど既存の装備や、戦線縮小により不要となった地上用ザクII(J型)のジェネレーターを活用している。プロトタイプは宇宙世紀0079年11月に完成し、その外見から連邦兵士には「ジオンのゴミ箱」や「ドラム缶の化け物」と呼ばれることもあった。
宇宙戦用に設計されたが、冷却機能を持たない地上用ジェネレーターを使っているため、ロケットエンジンを常にアイドリングさせて冷却システムや作業アームを作動させる設計思想となっている。メインカメラはモノアイ式で、旋回式の頭部に直接取り付けられている。
胴体両側のシリンダー内部には、大推力用と巡航・アイドリング用の2種類の推進剤が搭載されており、本体の大部分がプロペラントとなっていることから、比較的長時間の稼働が可能。作業用アームは下部に折り畳まれて収納されており、武器の把持や格闘、物資の運搬も可能。
武装は、固定化されたザク・マシンガンやザク・バズーカなどをドラムフレームのアタッチメントに搭載。さらにロケット弾やシュツルム・ファウストなど、MS用の火器を装備することもできる。ただし、ビーム兵器は非対応。ドラムフレームを回転させることで、本体の向きを変えずに背後の敵に対応することもできる。柔軟な装備運用と運動性能により、計算上は連邦のボールを上回る戦闘力を持つとされた。
機体色は明るいカーキで、胴体左側のシリンダー前部には3桁の番号が描かれており、前2桁が小隊番号、最後の1桁が小隊内での機体番号を示す(例:「021」は第2小隊1番機)。大戦末期に少数が実戦投入されたが、生産数は明らかにされていない。