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ペイルライダーD II

ペイルライダーD II

型式番号:RX-80PR-4

『アナハイム・ラボラトリー・ログ』第2話に登場するペイルライダー・デュラハンの兄弟機は、宇宙世紀0084年にオーガスタ研究所で近代化改修が施された後継機です。ティターンズが次期主力機としてジム・クゥエルに代わる機体を検討していた段階で、データ収集を目的に運用されており、濃紺を基調としたティターンズ・カラーで塗装されています。

この機体は、ジム・スナイパーIIをベースとしており、デュラハンのファーストロット損失後に新たにセカンドロットとして用意されました。HADESは搭載されていないままですが、リニア・シートの導入、センサー類やアビオニクスの刷新、スラスターの強化などにより性能が向上しています。頭部はV字アンテナが廃され、初代ペイルライダーに近いゴーグル付きのカメラ・アイを持ち、シェキナーや増加装甲も備え、中距離戦闘に対応できるようになっています。

宇宙世紀0084年9月、アレキサンドリア級重巡洋艦アル・ギザ所属の第7小隊に配備され、ジオン残党軍と交戦。ガルバルディα1機を撃破するものの、青い高機動型ガルバルディαに両腕を切断され、戦闘不能となります。

漫画『機動戦士ガンダム ウェアヴォルフ』では、0087年にティターンズ所属のペガサス級強襲揚陸艦「ヘカーテ」に3機が搭載され、ロビソン・シュライカー大尉とクロコッタ・ムアサド少尉が搭乗。ロビソンがウェアヴォルフを奪取した際、補欠パイロットのレト・シーア少尉が本機に急遽搭乗し、整備士から受け取ったビーム・ジャベリンでウェアヴォルフのコックピット・ハッチを破壊し、ロビソンは戦死します。戦闘で損壊した頭部はバーザムのものに換装され、その後も運用されました。

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