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α・アジール

α・アジール

型式番号:NZ-333

デラーズ紛争期に試作された巨大MA「ノイエ・ジール」の系譜に位置する。先行試作機となるのはサイコ・ドーガである。当初はシャア・アズナブルの専用機とするプランも存在したが、後に個別のMA開発計画として変遷した。

同じ「NZ」の型式番号を持つ大型モビルスーツ (MS) 「クィン・マンサ」の後継機に位置付けられる。また、エルメス、ジオング、キュベレイといったニュータイプ専用機も参考にされ、その集大成と呼べる機体となっている。100メートル超もの全長のほとんどは、パワージェネレーターと推進剤が占めている。高い推進力を誇る対艦用の機体である一方、MSとの至近戦闘は不得手であるため、ファンネルと有線メガアーム砲によってこれをカバーしている。なお、本機は強襲用MAに位置付けられるため、脚部を持たない。その代わり、長大な円筒状の増槽兼ブースターである強襲用シュツルムスラスターユニットを2本接続している。このユニットは、地球の周回軌道に乗れるほどの推力を機体にもたらし、戦闘空域への迅速な到着を実現させる。燃料を使い切った際はデッドウェイト化を避けるために切り離される。操縦用インターフェースはサザビーやヤクト・ドーガと同系のものが採用され、コクピットは頭部に設置されている。背部にはヘッド・カバー・ブースターを装備しており、輸送時や駐機時には前方に下ろして頭部を覆う。ヘッド・カバーを展開した状態は「戦闘形態」と呼ばれる。

その全長ゆえに通常サイズの艦船には格納できないため、駐機時は外部に係留して曳航される。なお、腰部スカート・アーマー裏側には、前部に1基ずつ、後部に1基、駐機用の着陸脚が装備されている。

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