- Workブレイク ブレイド
- Height11.7 m
- Pilotボルキュス・デュッセンルドルフ
アテネス連邦のボルキュス将軍専用重量級ゴゥレム。パラメーターは装甲強度7、上半身フレーム強度13、下半身フレーム強度15、運動性7、コスト36、安全性4。
初期に開発された多岐動力管制型の指揮官用重ゴゥレムで、計3台製造され他の将軍も受領している。しかしボルキュス将軍のものは、更に彼の好みにかつ実戦的な大改修を施され、初期コンセプトから大きく外れた全く別物の機体となっており、現在ではアテネス製ゴゥレムの系譜から外れた異様な存在として認識されている。
右腕に打突武器「ニードル」、左腕に内蔵プレスガン、両膝側面に短距離簡易型の脚部プレスガン、両肩に多関節武器「スコルピオンテール」を装備する。これに加え、通常のプレスガン、剣、シールドまで携行しているという、多数の武器で身を固めた化物機体。そのため、まともに操縦するには搭乗士に相当量の魔力が必要。だが追加装備の代償として、肥大化した重量を軽減するために腰周りが無装甲、上腕部と大腿部の装甲も削られているなど、威圧的な見た目に反して防御力の低いゴゥレムとなっている。
この機体の特徴となっているスコルピオンテールは、エルテーミスの生みの親でもあるドクター・ヘパイスが設計したもの。この武器は、肩の石英靱帯による回転盤と本体の石英靱帯で制御されており、鞭のように反動で振るう。回転盤はたった10回の使用で磨耗により交換が必要、6つの関節のうち実際に操作できるのは2関節のみ、扱いに失敗すると反動で自身をも破壊してしまうという危険な代物であるため、武器としての評価は低い。しかし、使いこなせれば絶大な力を発揮する。
ペグー山麓の村での戦いでデルフィングに右肩のスコルピオンテールを破壊されたため、王都決戦においてはスコルピオンテールは左肩のみ、右手に大剣、左手にプレスガンという装備で戦った。人柱作戦に嵌ってデルフィングと一対一の死闘を繰り広げたが、ジルグが乗り移ったかのような操縦を見せるライガットに敗北した。
名前の由来は、ギリシア神話の太陽神・ヒュペリーオーン。