- Workブレイク ブレイド
- Height9.9 m
- Pilotジルグ・ジ・レド・レ・アルヴァトロス
ワルキウレス部隊との戦いで複数のエルテーミスを鹵獲・回収したクリシュナ王国が、一番損傷の少なかったゼス機をベースにシギュン立案の再利用計画の下でこれを復元し、扱い易くなるようデチューンを施した機体。識別のためクリシュナ王国軍の正式カラーである赤色にペイントされ、クリシュナのマークを入れられた。全長やパラメータはアテネス軍の物と同じ。損傷が激しかった胸部装甲はクリシュナ軍仕様(ファブニルのものに酷似)のものに変更されている他、腰部装甲や、膝部の肉抜きなどにも微妙な変更が加わっている。
デチューンされているにもかかわらず並の魔動戦士では手に余り、搭乗士としてジルグが選ばれ(ナルヴィも候補に挙がっていた)、ミレニル部隊の戦力に組み込まれた。その後はジルグの操縦技量も相まって驚異的な戦果を挙げた。バデス率いるスペルタ部隊との戦闘において、単機でこれを迎え撃ち敵部隊の全滅と引き換えに破壊される。
また、休戦協定時に回収された際のデルフィングの両腕のフレーム損傷は、ジルグとの決闘の際のものと思われる。プレスガン本体はクリシュナの一般的な型であるが、銃剣だけは独自の形をしている。原作では重量増加を嫌ってか盾は「スクトゥム・シータ」を装備しているが、アニメ版では強化型の二層盾「スクトゥム・イオタ」を装備している。