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ガンダムTR-1[ヘイズル改]

ガンダムTR-1[ヘイズル改]

型式番号:RX-121-1

ジオン残党軍駆る改造MS「シュトゥッツァー・シリーズ」との交戦で甚大な損傷を被ったヘイズルを、母艦アスワンに保管されていた予備部品とコンペイトウ配備のジム・クゥエルのパーツを用いて修復、強化した機体。形式・見た目・中身などすべての面で「ガンダム」に生まれ変わっている。

これまでの実働データと開発ノウハウからのフィードバックを受け、各パーツ間のマッチングが練り直されている。部材の再構成によって機体は改修前より軽量化され、約10%のスラスター出力強化によって総合的な機動性、運動性はさらに向上している。インターフェイス面も大幅に刷新され、コクピットには全天周モニター、リニアシートが本格的に導入された。オペレーションシステムもバージョンアップが成され、操作性も反応速度も格段に向上した。

胸部コクピットブロックと腰部センターアーマーは、初代ヘイズルとの数少ない外見的差異となっている。腰部センターアーマーは前方にスライドし、そこに様々なオプション兵装の評価試験のための多目的ラッチが増設される。ヘイズルのオプション兵装は初期プランの実験をほぼ完了していたが、この改修によって実験プランは大幅に見直され、それまで以上の様々な形態をとることが可能となっている。武装はヘイズルに準ずるが、各種オプション兵装の追加により、これまで以上に多彩な武装を利用することが可能である。なお、シールド・ブースターは損傷時にすべて喪失したため、新規供給されるまでは一般のジム用シールドで代用していた(供給後も任務に応じて使用されるケースも多かった)。

本機の改修に先立って改装されたヘイズル2号機にRX-121-2の型式番号が付与されたことに伴い、本機の型式番号もRX-121からRX-121-1へと移行されることとなった。

なお、改修期間がわずか数日という異例の短期間であったために機体の塗装が間に合わず、一定期間は大部分の装甲の地色を晒したライトグレーの状態で運用されていた。後のグリプス戦役勃発に合わせて実戦配備が決定すると、本格的なティターンズ正規カラーへと塗り変えられている。エリアルドとマーフィーがギャプランTR-5に乗り換えた後は劇中で描写されていないため、最終的な機体状況ならびに所在は不明である。

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