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ガンダムTR-6[ウーンドウォート]

ガンダムTR-6[ウーンドウォート]

型式番号:RX-124

ガンダムTR-6のコアとなる素体状態の可変MS。ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]および万能化換装システムの構想を継承し、機種統合計画を反映・ブラッシュアップする形で一から新規設計されている。推力重量比に優れ、高い機動性を用いたヒット&アウェイを得意とする。

詳細なスペックやサイズは不明だが、身長比較図(アウトラインや省略を含むラフ画稿)ではガンダムTR-1[ヘイズル改](頭頂高18.1メートル)より頭ひとつ分小さい。一方で、ガンダムTR-6のガンプラ化の企画を担当したBANDAI SPIRITSホビー事業部の飯田は「設定上ヘイズル改と同じくらいの身長」であると発言している。

腰部ドラムフレームを中心に各部を折りたたんで小型のMA形態に変形可能で、同形態では冷却ガス・ユニット(TR-5ファイバーで使用された耐熱フィールド発生装置)を使用して大気圏突入も可能。優れた推力により、単独で大気圏内も飛行できる。大腿部のみMA形態に変形した中間形態をとることもできる。股間部にサブアーム(隠し腕)を1基もっており、本機や本機をコアとしたバリエーションのMA形態において、武器の保持などに活用される。

MS形態の臀部(MA形態の機首)にはブースト・ポッドを装備。これはヘイズルのブースター・ポッドを発展させたもので、ジェネレーターを内蔵している。冷却ガス・ユニットとバルカンをもつ通常型と、2つのラッチと拡散メガ粒子砲をもつマルチ・コネクター・ポッドの2種類がある。どちらも中空になっているスペースがあり、変形時に頭部と胸部コックピットを覆ったり、プリムローズIIを収納してサブ・コックピットとして用いることができる。

MS形態の大腿部にもジェネレーターを内蔵しているため肥大化しているが、それ以外はほかのMSに比べて非常に華奢な体躯となっており、足首はランディング・スキッド程度のものがあるだけである。ただし既存のティターンズ製MSの四肢パーツを接続可能であり、本体の手足を折りたたんで接続することで通常のMSに近くなる。胸部には脱出ポッドとしてプリムローズIIを持ち、腕部を含む上半身はヘイズル等に装備可能なサブアームユニットIIになる。

武装はブースト・ポッド内蔵のものや後述のコンポジット・シールド・ブースターのほか、頭部にバルカン・ポッドを装備している。また設定画にはないが、漫画版でビーム・サーベルの使用が確認されている。ただし、劇中描写では標準装備のものか、敵機から奪ったものかは不明。形状は円筒形の一般的なもので、νガンダムのビームサーベルのように、斬りかかるとき以外はビーム刃が短くなっている。『Re-Boot』でも使用しており、形状は四角柱状で、鹵獲後の追加装備なのかは不明。

頭部はV字アンテナを有し、ひさしでツインアイが隠れているもののガンダムタイプとなっている。「頬当て」の形状が異なるタイプやツインアイが露出したタイプといったバリエーションもいくつか確認できる。また、彫像型のアンテナ「サイコブレード」を装備した指揮官機仕様もごく少数配備されている。

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