- Work機動戦士ガンダムF90
- Height15.1 m
- Weight29.6 t
- Pilotデフ・スタリオン
型式番号:F90II I
迎撃・追撃戦仕様。F90IIとともにデザインされたもののひとつ。
F90IIと同時期に開発されたといわれる。左手に携行する単独飛行ユニットであるフライト・シールド、飛行時の加速力を得るため両脚に接続する推力増加ユニット、右手に携行する専用武装のビーム・ランサーで構成される。フライト・シールドはサブフライトシステムにもなり、F90を乗せた状態で宇宙、空中、水上(ホバー)での運用が可能。
フライト・シールドはF71のパーツを流用したとされるが詳細不明。シールド表面に大型ブースターを搭載する。大気圏内ではシールドに収納されたウィングを展開し、脚部前面の推力増加ユニットとシールドを接続することでウェイブライダー形態となる。大気圏突入も可能で、突入テストはF90IIに装着した状態で行われている(F90でも装着可能とされるが、実際のテストは行われていない)。フライト・シールドの大気圏内移動速度は時速1,800キロメートルを誇る(ホバー移動時は時速700キロメートル前後)。推力増加ユニットにより安定した飛行性能を獲得している。これらの大推力で上昇し、高高度で敵機を迎撃・追撃する。また、前部にマシン・キャノンを2門搭載する。
ビーム・ランサーはIフィールドによって槍型の大口径ビーム・サーベルを形成するが、チャージには多くの時間を必要とする。しかしランサーの貫通力はすさまじく、要所に命中すれば巡洋艦クラスを一撃で破壊可能。その槍型のビームを射出したり、拡散ビーム・ショットガンとしても使用が可能となっている。
Iタイプオプションの製造コストはF90本体と同額(ヘビーガン10機分相当)と高価で、航続距離にも課題があり、実験用の装備として割り切られたものだった。Pタイプオプションの発展型ともいわれる。