
- Work蒼き流星SPTレイズナー
- Height9.52 m
- Weight13.75 t
- Pilotアルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
型式番号:SPT-LZ-00X
第二世代SPTの試作機として開発され、汎用性の向上を重視したSPT。全高9.52m、重量13.75t。試験的にV-MAXシステムが搭載されており、主人公エイジが搭乗する。開発にはエイジの父・ケン・アスカも関わっている。
主武装は出力8.5MWの速射型レーザード・ライフル(型式番号:LDR-00R)とナックル・ショット、さらにふくらはぎ部分には「カーフ・ミサイル」と呼ばれる小型ミサイルを内蔵している。専用バックパックも複数用意されていたが、火星脱出の際に600mmグレネードランチャー装備型、火炎放射器装備型、大気圏用飛行型はすべて放棄され、最終的に一つだけが残された。
機体管制は「レイ」と呼ばれるV-MAX対応コンピュータ(SAI2000系)が担当しているが、その裏には「フォロン」と呼ばれる別のコンピュータ人格が隠されている。フォロンは「グラドス創生の秘密」の伝承と、緊急時におけるレイズナーの保持を目的として作られており、機体が危機に陥った際にはV-MAXを強制発動し、周囲の脅威を無差別に殲滅する。
また、この機体は地球解放戦線機構の実戦データ収集機としても活躍し、後のSPT開発に大きな影響を与えた。物語終盤ではル・カインの駆るザカールが持つV-MAXレッドパワーに敗北し、大破している。
なお、コンピュータ「レイ」には「使用者はアルバトロ・ナル・エイジ・アスカに限定する」という制限があり、エイジ以外では起動できない。「レイ」という名前はエイジ自身が簡易的なパイロット認証のために付けたもので、他のSPTのコンピュータに固有の名称が存在しないのはそのためである。ちなみに名称が正式に決まる前は「グレイダス」という仮称でメディアに発表されていた。